今年は、年明けいきなりえめらるず解散して泣いたけど、ついに初めてまー君のライブが観れた上に京都でも2回目観れたり、しかも本人と少しおしゃべり出来たり、他にも嬉しい事があったり、ファンとしては感無量でした。彼の作品がきっかけでカセットの道に進んだ私にとっては、音楽を聴く事の素晴らしさを改めて感じたり、色んな事に気付いたり、出会いもあり、本当にまー君には心から感謝することばかりです。でもそれは私だけではなく、きっと世界中色んなところでそんな人たちがいるんだと思う。だからこうやって素晴らしい作品を作ってどこか誰かの人生を素敵なリボンで結びつけるような、そういうアーティストなんだなって、ますます尊敬する気持ちも大きくなります。改めてbig fan om himでよかったなと思う1年でした。
ディレイたっぷりのギターの音を重ねて壁が作られてわりと落ち着いた静かな感じで始まり、そして「この音楽は平和のために」という言葉と、the instinctのPVにも使われた美しい色んな映像、5月のライブの時にも流れたまー君のお父様の若い頃の映像や家族の映像をバックに、"along the way"の冒頭の部分。時々映像の中のお父さんを観ながら微笑んで演奏している姿が印象的でした。5月の時よりちょっとシンプルな構成になっているけど、ビートもまた変化していたり、よりギターの音が中心になっていたり。この曲の壮大な感じや愛があふれている感じがほんと大好きで、5月の時からアルバムをずっと聴き込んでからの状態で再びライブで聴くと、改めて美しいなーって感動しました。
そして、"for the friendship"が始まる前に「今日は遠いところからも来てくれた人たちがいてとても嬉しい」と言って、5月にライブをした新潟の方たちのことに触れて、「長崎からも来てくれたよ」ってわたしの事も触れてくれたのです...きゅん死。ほんとに嬉しかった。tidings IIIでも使われたアレイスター・クロウリー「法の書」の朗読を効果的に使った、HEIWAな美しさがどこまでも続いていく演奏は、涙なしでは聴けませんでした... ビートもまたいい具合に跳ねていて。
アンコールは、まー君の真骨頂ともいえるマジカルなギターの圧倒的な演奏。たぶんこれが新曲のfuck the police?かも。始まる前に、いざライブやりだすとインプロビゼーションでどんどん進んでいくからね~って言ってたけど、わたしが聴いたラジオの演奏より、もっともっと音が細かく詰め込まれていて、最後はすんごい世界に進んでた。ああ、ほんとこの人ってギターうまいし耳がいいんだなって改めて実感した。
もうひとつがsunk seriesでおなじみJimmy Billinghamさまの別名義journey of mindのかなり短いカセット。A面は不安定にひゅるひゅるヒューヒュー吹いている音に、どこかさみしげなメロディ(これ有名なクラシックの曲のアレンジなんですかね)、B面はぐらっぐらにゆらゆらにメロディーが漂う、今までの作品よりさらにlo-fiさを増したような、白昼夢な音です。背後のがちゃがちゃした音との混じり合い具合が、よい眠りを引き出します・・・
constellation tatsuことしー辰のバッチは7月2日です。white poppyさま、alloonalunaさま/motion sickness of time travelさまの麗しスプリット、saw lieuさま が今回の内容。いやん♡ちなみに8月のバッチはpanabriteさまことパナブーがくるようです。
いつも優しく心臓マッサージをしてくれるだいすきなFormer Selvesさまの作品、The Original Flowering Earthさまとのスプリット。そして名前知らなかったけどひとめぼれしたLake Maryさまの作品。どちらもアメリカ発のPlanted Tapesからです。
Former Selvesさまは安定の甘くてうっとりな世界。全身預けていつまでも漂っていられる心地よさ。この方の、遠くの光を見つめているような、でもちょっと寂しくなる気持ちも出てくるような、揺れ動く感じが大好きです。揺れる度にとろん、となります。The Original Flowering Earthさまは、ああ気持ち良いと思っていると、どんどん道がそれていって、ノイズの森へと突入します。そしてそこにひょうきんおばけが、にゅっと登場してびっくり。最後はそのおばけがお別れの歌を奏でてくれます。
Lake MaryさまはChaz Prymekという方。このカセットすごくよいです!A面は大自然のきらきらした輝きがたくさん詰め込まれたような心地よさがあふれるドローン、ぴったりと合わさる声、水が流れる音。美しく輝いています。B面は心地よいアコースティックギターのメロディーがばっちりのツボな感じで。粗い部分もあるけどシンプルであたたかいローファイ感があって笑顔になります
昨日のBen Klockさまの長崎gigに足を運んでくださった方々ありがとうございました!そして、照明をするチャンスを与えてくださった、オーガナイザーのようへいさんはじめ、groove at heart、contrastの皆様、PAのエビスプロの皆様、ORBの皆様、本当にありがとうございました。もちろん、special thanks to Mr. Ben Klock! you are sooooo amazing DJ!素晴らしい夜をありがとうございました◎