2012-12-26

two moods - black eagle child (space slave)


年内に届くのかなーってやきもきしていたカセットがクリスマスに届いた☆サンタさんありがとう!お金を払うのはもちろんあたくしなんですけど。

そのうちのひとつが、space slaveからのBlack Eagle Childです。

この人の音はお湯がゆわゆわと湧き上がるような、ふんわりゆったり なイメージを持っていたんですが、ちょっと男らしいエッジを感じる瞬間もあり。Mark McGuire風味といえばそんなような。まー君の少しコズミックに重ねていく要素を感じさせつつも、キラキラがいっぱい詰まった部分もあって、とにかくとっても素敵です。特にB面の2曲目は、雪がいっぱい降った日の早朝に遠くまで散歩した時のような、ふしぎな高揚感がずっと続いて、きゅんきゅん。

でも、いきなりブツ!と途切れるからびっくりした(笑)

カセットの作りもすごく丁寧でかわいらしくて、それに大好きな鳥が♡ 文字もめっちゃかわいい。ちなみに封筒の宛名が手書きで、同じ字体だったです。meditationsさんにも入荷してるのでたくさんの人の耳にこの素敵な音を触ってほしいです。75本限定だけど。

2012-11-26

polka dots and moonbeams


心から大好きだという気持ちは絶対に消えない。

心から大好きだって思う音楽を私は絶対に手放したりなんかしない。

SNSが発達して誰でも色んなことを言えるようになったけど、
情熱を込めて作ったものを簡単に否定することは、
あまりにリスペクトの気持ちが欠けてるんじゃないかって思う。

境界線があやふやになってしまっていても、

絶対に大好きなものへの感謝と尊敬の気持ちは失わないように。
そうじゃないと「好きです」って言う意味がない。

2012-11-20

Quentin Sirjacq&Akira Kosemura Piano Concert Tour in Kyusyu


旧上海銀行にて行われた、小瀬村晶さま、Quentin Sirjacqさまのコンサートに行ってきました。popmuzik recordsさんに行った時にぜひぜひ!と教えてもらって。とても素敵な時間でした~。ほんわか。うっとり。クエンティンさんめっちゃ男前でした。

小瀬村さんは今年上映されたコンテンポラリーバレエの曲など。初めて聴いてもううっとり。すごくまっすぐに響く音、とてもタイトな拡がりを持つ音で、空間がすごく引き締まるのです。そしてしなやかに、まだあたたかい飴細工の固まりをねじっていく時みたいなしなやかな動きで、ゆっくりと音が流れてゆく。

そしてクエンティンさん!もう、もう、とても素晴らしかった!弦に棒(あれはお箸かな?)を挟んでのスタート。彼の鳴らす音は、さざ波のような動きで広がっていき、暗い青と黒に緑がかぶさり、その色が持つ波がたくさんの層になって重なりゆらゆらと動いていく。

途中で「僕の中にある感情を音楽にtranslateして演奏します。言葉は違うかもしれないけど、音に込める言葉は共通のものです」みたいなこと言ってました。ひとつひとつの音に細かなフレーズに、彼が持つたくさんの感情が込められていて、それをとても鮮やかに表現する。なかなか難しいことだと思うのです。私はあの一瞬の間たくさんの色や空気の震えを感じました。

とても美しく素晴らしい時間でした。


そして!

何とご一行がペンギンカフェにいらっしゃったのですよ!ぎゃふーん!

帰ろうとしたら皆様とばったり。私もお店に舞い戻り、お酒の酔いを借りて面白い酔いちくれnightを過ごしました。飲んでるし時差ボケだし(「パリはね今頃アフタヌーンだからね!」)でくだけたクエンティンさんはノリノリでジェンガしてました。息子自慢(めっちゃくちゃかわいい!!)もばっちり。もっと感想など伝えたかったのに英語出てこず悔しい・・・ さすがパリジャン最後までまじかっこよかったです。

そうそう、クエンティンさんが「クリスとDakota Suiteの新しいの作ってるよ。僕たちはまた日本に戻ってくるからね!」と言ってました。楽しみ!!

2012-11-11

im still asleep


レコードの生産数が増えてきているとのニュース

ふーん・・・

全くピンとこないな。

でも一般的な感覚ってそうなのかも。

子供の頃、週末に外食に出掛けた帰りに中古レコード屋に立ち寄り、両親が私たち娘を放ったらかしにして夢中でレコード選びをしている光景、今でもはっきり思い出す。早く帰りたいなーって思ってたけど、今ではそんな少し風変わりな家庭に育ったことがとても自慢だし感謝してます。

世界の隙間で死ぬまで生きていけたらいいな。




2012-10-28

my new chill mix "out of control"





遅くなりましたが先日のちるまつりに来て頂いた方ありがとうございました!

次はもっとchill outしたい・・・w

それと、

この日に私の新しいmixをかなり少ない枚数ですが、
電波と暗闇を込めたパッケージでもって出しました。
手に取っていただいた方々、本当にありがとうございます。

これはsoundcloudなどにはupしないので、
tracklistだけ載っけておきます。



まー君(Mark McGuire)、じゅりちゃん(Julianna Barwick)、など大好きなアーティストのトラックいっぱい詰めました。我ながらけっこう満足のいく仕上がりです。こういう音、アンビエントやドローンみたいな、そういうトピックで必ず出てくるようなアーティストを意識して選んだつもり。

自分自身の生活や外の世界では、色んな制限があるけど、少しの間だけ全部手放して、自分っていうものも手放して、漂ってみる。そのトリップする感じに焦点を当てて、引き伸ばして、まとめようとしたのが、今回のmixです。

さて来週はいよいよFLOWER CAMPです。

ありがたいことに私も少しだけおやすみ音楽を担当します。今年はchill outステージが独立して、素晴らしい方々がたくさん出演されます。とても楽しみ!

2012-10-11

Who Needs Who - Dark Dark Dark

USミネソタのバンド Dark Dark Dark の3枚目のアルバムです。
たまたまyoutubeで彼らのライブ映像を見たのがきっかけで大好きになりました。
2009年には以前に触れたAUとも一緒にツアーしてたみたい。

私は"Daydreaming"を聴いたのがきっかけだったんだけど、

あたたかみがあって少しセンチメンタルな空気がとても素敵で、
何より、忘れられない響きを持つNonaの声に惹きこまれました。

今回のアルバムは少しアップリフティングな要素もあり、ポップというよりはシックな趣きで、今までとはまた違う面があるんじゃないかな。古着っぽいセーターから落ち着いた色目の少しフォーマルな装いに着替えた感じ。

夕方に陽が落ちるのを見ながら歩いて帰る時の、不思議な高揚感のような、オレンジや黒が混じった赤色や、くすんだピンク、そういう温かさが絡みつつも、夜のコンクリートのような冷たい触感も感じる。対極にあるものがうまくミックスされている彼らのアンサンブルは相変わらずの素晴らしさです。こういうのってフォークっていうのかな。バンジョーのMarshallは、クラシカル、ジャズ、フォーク、トラディショナル、ポップ・・・って紹介してました。

もうね、言葉なしにすごく好きだなーって気持ちになりますよ。

ググても日本語で全然つかまらないから広まってほしいな。




オフィシャルから買えますのでぜひに!


2012-10-09

塩田千春「他者である私」

入ってすぐ左にある作者の言葉。

「私であるのに私でないような感覚 」
「実際に私であるのかつかめず」
「いつも曖昧で」
「ぐずぐずしている感覚」

そして、そこには、白いドレスから拡がるおびたたしい数のチューブと、不規則に上下する赤い液体。左を見ると、無数の糸に結び付けられ空間の中に閉じ込められた白いドレス。

見つめれば見つめる程、その感覚がわかるし、ずっとずっとその感覚を持て余していたから、ふっとそれが解放されたような気持ちになって、じわじわと涙が出てくるのでした。

少し薄暗い会場の壁に、たくさんの糸が網のように影になっていて、その中に自分の影も写りこんでいました。腕を動かせば影も動くけど、それがまるきり他人のように見える、私自身の影なのに。

作品に込められた感覚をあまりに密接に触れたような気がして、建物から出た後はしばらく恐怖心でいっぱいの放心状態でした。

もっといっぱい作品が観たいです。

ドキュメント灰野敬二

お休み利用して「ドキュメント灰野敬二」観に行ってきました。

ただ、ひたすら、ずっと、灰野敬二という人物にだけ焦点を当て、言葉が流れて、一音一音が滲み出て染み込んでゆく。彼が纏う「黒」が最初から最後まで漂う。色んな音楽や表現やかっこよさってあるけど、灰野さまの存在はまさしく唯一無二であり、誰にでも伝わる優しさがあり、想像を絶するような孤高の頂点であり、灰野さまを尊敬する気持ちに言葉はいらないんだなって、改めて思ったのでした。

噂に聞いていた「楽譜」や不失者の練習風景はもちろん圧倒されるシーンで、一音一音とリズムの裏と表や、言葉と言葉の間や、シンプルなことかもしれないけど突き詰めるのってよほどストイックじゃないと出来ないし、それを体現しよう伝えようとする姿が強烈にかっこいい。それはまさしく「ロック」「ハードロック」「ハードコア」の何者でもない。

2008年に亡くなった小沢靖氏(不失者のベースの方)のことを語る口調、両親について語る口調、「この世に産み落とされたものは永遠に消えない」と語る口調、全てが優しくたしかな愛情が込められていて、涙がぽろぽろと止まらなかった。

ラストの「好きだからです」の言葉と笑顔、そしてあの言葉。

とにかく激しく揺さぶられる感動的な作品です(誤解されそうな表現だけど)。



2012-09-26

my new chill out mixes ふたつ!



夏がすっかり秋ちるになってしまいましたがupしました!
(mixvとか書いてるのは気にしないで下さい、酔っ払って作業したもので・・・)

まず"the sky is black"はずばりTelefon Tel Avivのトラックに、Charles Cooper氏の命に、捧げたいずっと作りたいと思っていたものを、やっと形にしました。朝と夜の空の色が見えるようなトラック、"the sky is black"の持つ感情を揺さぶるようなビートと音の動きが最後にズシンと響くような感覚をイメージして。

"we cant never see the end of the world"は、Laurel Haloが紙ele-kingのインタビューの中で「今はすべての裏側に静かな怒りと絶望感が隠れている。喜びとか恐怖とか、耐えられないほどの重い感情を正当化したくて、みんな世界の終わりを待ち望んでいるんだわ」という発言を読んで、色々と考えてこねこねしたものを、まとめてみました。世界の終わりを待ち望んでいても地球が粉々にならない限り、地球に根ざすものはそれを見ることはできない。どれだけ映画で描かれているような未来みたいに世界が荒廃しきっていても、ずっと時間は続いていきます。 絶望には果てがありません。絶望はどこまでも心を支配するし暗闇へ引きずり込んで歩けないぐらいの暴力を振るいます。でも光があるから影がある(月影先生のセリフですな)っていうことを理解できれば、ずっと暗闇の底で横たわることもないんじゃないかなって。そういうのをゆらりゆらりした音の中で自己問答できるような、そんなアンビエントを目指しました。

さて、10月21日のちるまつり に向けて、もうひとつmixを作ります。

それはどこにもupしません。
ごくごく限られた人だけが聴けるような形をとります。

2012-09-21

rock the beat

先週から誰かと話すことがずっと続いていて、

疲れちゃいました、

そろそろ引きこもりして自分ととことんしゃべり倒す、

乙女座シーズンの終わりはそんな風に迎えようって思います。

2012-09-18

power of soul



14歳の時に起きた少し不思議な出来事。

初めて"Band of Gypsys" のレコードを聴いた時、B面の途中で、つま先から びゅーーーん!!! って風が体の中を通り抜けました。私の中身は大型台風が通過した後の、青い空のような静かさと凝固した空気の塊 で満たされました。そして今度は大きな風が私の周りを通り抜けて、びっくりして鳥肌ぶるぶるで、しばらくポカーンと佇みました。

現実のものではない「何か」の塊。

それを見たり触れたりすること 願えば絶対に起きるって思います。

彼は短い人生の中で多くのものを作り上げ残してくれました。世界中の人たちの人生と音楽の歴史を塗り替えました。彼が残したものにこうやって触れることができる幸せは、私にとって何ものにも変え難い命と同じくらい大切なことです。

私が彼のファンであることに理由はありません。

そこには、私だけが見える色が広がっています。
愛情を表す色がずっと消えないまま、あります。

27歳になってむかえる42回目のJimi Hendrixの命日。
私はついに彼が生きた時間を越してしまいます。
離れていくようで寂しい気持ちになります。

でも、レコードに針を落とせば、一生懸命に願えば、 彼は現れる。

いつだって降りてくる。

2012-09-14

To go waltzing Matilda,


27歳になりました。

今日まで何不自由なく健やかな体に産んでくれたパパとママにありがとう。

自分が27歳になったことが信じられない気持ちでいっぱい。
ジミヘンは本当に27歳で死んだの?
あたし、長生きはしたくないけど、この歳では死にたくないよ、願わくば。

27歳は自分に正直に過ごしたいって思います。

2012-09-11

his time has come!!!!!!






CONGRATS TO ANDY MURRAY!!!!!!!!!!!!!!!!!!

WHOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!


ついについについに!この瞬間がきました!
Andy Murray選手がグランドスラム初優勝です!!!
おめでとう~~~~~~

試合開始当初から強風に悩まされた試合運びでした。3セットの途中でもう出勤しなければならず、ラジオを聴きながらライスコと睨めっこしていると、あっという間にジョコが盛り返して2セット連取。仕事なぞ全く手につかないような気持ちで、数字だけを追い続けて、そしてついにMURRAYの隣に勝利の印である✔マークが!何年も待ち望んできた瞬間。思わず涙ぐんでホッとしました。今日はずーっと夢を見ているような信じられない気持ちと幸せな気持ちでいっぱいです。

奇しくも現コーチであるイワン・レンドル氏も5度目でついにGS初優勝を果たしています(相手はジョン・マッケンロー)。そしてイギリス人としてはフレッド・ペリー氏以来の76年ぶりとなるGS優勝です。今年のGSはついにBIG4の面々がそれぞれカップを掲げることになりました。長いフェデラー独走状態から、フェデラー、ナダルの2強時代、そしてBIG4(というよりジョコビッチ、マレーの飛躍ですね)の活躍する時代へと。テニスファンとしてわくわくするような展開がさらに広がりました。

・・・祝杯をあげながら振り返ると涙が止まらなくなってきたw

今日がテニスを見てきていちばん嬉しい日になりました。
世界中のマレー君ファンとhugしたい気持ちでいっぱい!

そして、今大会で引退を表明した、ロディック、クライシュテルスのふたりには、現役時代の素晴らしい時間をありがとうございました。っていう思いです。

さあ、

改めてかんぱーーーーいいいいい!!!!



2012-09-02

otonoha

乙女座シーズン真っ盛りの9月16日、福岡のparty "otonoha"が長崎に出張です!
Vegpherさま、Tyme.さまがゲストでLIVEですスペシャル。

more information読んでね。

恐縮しまくりですがあたくしも名前を載せていただきました。
ありがとうございます本当に嬉しいです。多謝。

長崎の皆様ぜひぜひ遊びに来てね。
あたしはいつも通りにおやすみmusicをします。




2012-08-26

midnight star


↑これ、まー君がお気に入りのディスコソングなんだとか。

夏のchill out mixの完成まであと少し!

今回はテーマは早々と決まってたのに、なかなかモチベーションが上がらず(別に期待されてるわけじゃないからそんなのいらないんだけど・・・)、具体的なものもなかなか出てこず、どうしたもんかいのー状態からここ3日ぐらいで閃きがキラキラって。

暗い内容には変わりないけど・・・

さてウィスキーを足して最後の作業だ。

2012-08-17

hello grandpa



お盆休みに京都へ帰ってました。

入院している祖父をお見舞いに。数年ぶりに会いました。ずっと今まで好き放題してきて、いきなりひょっこり顔を見せるアホな孫で本当にごめんなさいって思った。久しぶりに会えてよかったって思ってくれたかなあ。 そうだといいな。私は泣くのを我慢するのでいっぱいいっぱいだったけど。

くそ暑い中でART ROCK NO.1やmeditationsに行って買い物したり。噂のチョコレートのお店MARIEBELLEに行ったり、Richie Hawtinがわざわざ足を運んだ伏見の藤岡酒造へ行ったり。2日間だけだったけど今回も思いっきり京都を満喫。家族に感謝です。

買ったレコードを聴いていたら、父がドローンのことを「お寺で流れてそうなやつ」と言っていた。LP限定リリースやカセットも主流だよって教えるとびっくりしていた。せっかくなのでぐるっぱちゃん(Grouper)も聴かせたかったかもw

初めて行ったmeditationsは本当~に素敵な空間で、ここでまー君(Mark McGuire)もライブしたんだなーって思うとちょっと 気持ち悪さ全開でウロウロ。京都観光もしたらしい。どこ行ったんだろう?

さて色々と買ったものを聴きまくり。

2012-08-15

FREE PUSSY RIOT!!!!!






ついに出ました、Bjork-chanのコメントが!

PUSSY RIOTについてはここらへんを読むとわかりやすいかも。

私も彼女達が早く解放されるように願っています。
FREE PUSSY RIOTのTシャツ買ったのでクラブに行く時に着るもん!





2012-08-12

He makes a "techno music" by the guitar.


「僕の音楽にはエクスタシーのような、いい気分に満たされるようなものがあるとは思いますけど、それは人びとに必要なものじゃないかっていう気持ちから生ま れてるんです。みんな学校とか仕事やなんかがあって毎日とても忙しいから、そういう感情がないと生きていけないんじゃないかと思っています。生きていくの に必要なものなんじゃないかって思います。ただ、くりかえしになるけど、ものごとのふたつの面については考えなきゃいけない。」

夏休み特別企画:Mark McGuireロングインタビュー - ele-king

最近のあたくしは口を開けば、まー君まー君と気持ち悪いです。長崎のここらへん界隈じゃもしかするといちばんMark McGuireとEmeraldsの音楽が好きかもしんまいって気もするぐらい。彼らの音楽があることで自分の中のサークルが繋がったような感じがあるし、こんなにもフルスロットルで音楽を発信し続ける彼らの姿勢をとても尊敬しています。

銃についての意見がなかなか面白い。
taxi driverのトラヴィスみたい(笑)

音楽は日常的なものでいつも隣にいるもので命を救ってくれるもので、でも自分の生活の色んな部分とは遠くかけ離れた存在だということをあえて強く意識するように心がけている。それは子供の頃からずっと意識していて、そうすることで私は気持ちが崩壊するのを何とか阻止してきてた。両親の影響も大きいんだけども。でも、自分の経験して刻み込まれた時間がバックボーンとしてあって、それをどうやって処理していくのかが大事なんじゃないかって、そういう風に気づいたのがMark McGuireの音でした。彼の言うように「音楽が先なのではなく、自分が先にある」というのにも通じるかな。

Emeraldsの新譜は本当に楽しみだなあ。

2012-08-09

Underneath the Stars - Good Weather For An Airstrike



Hibernate RecordingsからリリースされたUKのTom Honeyによるソロプロジェクトのアルバム。

たまたまtumblrでこの音源のポストを見つけて、bandcampで買おうかな~って思ってたら200枚限定CDって書かれてるではないですか。即GETです。光でとばしまくったアートワーク最高。

初めて聴いた時に浮かんだのは、海の底(水深は割と浅めの4~5mぐらい)に沈みながら、水面のキラキラした太陽の光を眺めているような、白が多めの水色。そして海底に沈みながら水の冷たさを感じながら、太陽のあたたかさを思い出すような感覚。繊細な音が紡がれて、白昼夢というより液体の触感を伴うトリップ感が広がっています。

ふわふわアンビエント?な感触もありつつ、ストリングスやギターの音で実感が伴うエモーショナルな波もあり。

すごーくわかりやすく表現すると、sigur rosの光に包まれた部分やHeliosのキラキラしているとこの静かな部分 が好きな人には、おやすみ音楽にもってこい ではないでしょうか。しかし私は、夏のくそ暑い日中にジリジリ照らす太陽を遮断しつつセミの声にゲロ吐きそうになりながら、こういう音を聴くのもまた いとおかし な感じでオススメです。

アルバムの最後まで聴くと、水の中で冷たく死んでゆくような気持ちです。それはドローンでは味わえない感覚で、エレクトロニカ?では生まれ得ない気持ち。

久しぶりにこういう音でじっくりと耳を澄ませる時間を持てました。


2012-08-08

Fauna - Marihiko Hara



京都発の電子音楽レーベルshrine.jpから発売された、京都在住の音楽家Marihiko Hara(原摩利彦)のアルバム。

3月のI WANT YOU in 長崎で初めて観たAOKIさまライブでここらへんの音への思いが一気に、ぎゃー!って爆発しちゃっていて自分の体がステンレスの板みたいな気持ちになって電波バキバキ全開な気持ちを、このアルバムはそよそよと受け流してくれました。しかもfauna vのうりゅりゅんラップに、あたしもうりゅりゅん~。

今までの作品を聴いたことがないのでよくわからないんですけど、こういう音(グリッチ?エレクトロニカ?アンビエント?IDM?もうこういう表現って古くさくない?)の持つ、繊細で微妙な揺れ幅みたいなもの、とても丁寧に表現されていて、それもすっごく優しいタッチで滑っていて、ふわりと落ち着きます。

電子音にエモーショナルな響きはない ってそんなバカなこと言う人は21世紀もだいぶ進んできてるのでもう今更いないでしょうが、このアルバムに詰まっているような音のひとつひとつが重なり鳴り響いて、自分の中にある気持ちの揺れ動きと外の世界の景色が絡まり合って、すごく立体的な感情の波が見える瞬間があって、あの独特な景色というのは人間が生み出した電子音だからこそ だと思っています。

こんな音は断然に大阪や京都が面白いし景色に合ってる。

私は京都のikoiotoさんで購入したですけど、ここで買うとおまけCDにステッカーもくっ付いてきます♪そしてこのアルバムを聴いて発見したのは、お休みの日の朝に起床して、冷たいワイン(泡ならさらに良し)をしばきながらぼんやりdaydreamin'すると、めっちゃ最高!いつか京都でライブ見れたらいいな~

2012-08-06

Both Lights - AU



USポートランドのLuke WylandとDana ValtkaによるAUの3rd album。

彼らのこと全然知らなくて、たまたまColin Stetson(びっくりテクニカルなsaxプレイヤー、彼のアルバムも相当かっこいい) がゲスト参加しているのを知って聴いてみたら、もう~~~素ん晴らしい色彩の洪水で。童話の国で行われるフェスティバルで鳴り響くようなマジカルな幸福感と夢を見るような浮遊感が見事に組み合わさっていてキラキラしている。

ひとつひとつの歌声のハーモニーはシンプルなんだけど、そこに太いグルーヴとリズムが絡み合っていて、複雑でearthyなサイケデリックな世界が濃密に展開されています。

カラフルでアヴァンギャルドでエモーショナルな音が好きな人におすすめ。

しかしポートランドって面白いなあ。まー君(Mark McGuire)やぐるっぱちゃん(Grouper)も移り住んでいるというし、ここのシーンにもっと注目していこうっと。

久しぶりに買った音源のことを書きました。

昔やってたブログみたいにこれからは色々と書いてみようかな。中身は無いんだけど。もはや音を聴いて見える色しかはっきり自信持てないんだけど。本当はそういう部分としっかりと煮詰めて感じる部分と、両方を整理したいんだけど、そこまでの暇がないのが残念。

あ!ちなみに↑の映像で参加している女の子(Like a Villain)のゲリラ?なパフォーマンス映像もとても素敵です。

2012-08-02

you’re the glitter in the dark



Natashaちゃんの歌声が沁みる日々。

とっても素敵な歌です。

彼女の声って紫色ですよね。

初めてBat For Lashesを聴いた時は(たしか"Daniel"だったかな)、体中がカラフルな霧に包まれている感覚になって、少し短いストーリーを妄想したり しました。緑溢れる森の中で、紫色っていうのはすごく目立つんだけど、彼女の声ってそういうような色をしていて。音を聴いてパって浮かぶようなコントラストが強い色じゃないんだけど、まぶしい輝きを持っている。

リリー・アレンbitchに似てるよなあ

2012-07-25

can we see the hope?


梅雨が明けて大嫌いな夏が真っ盛り。乙女座シーズン突入が待ち遠しく思います。日中は外に出ることがほとんど無いので、先日用事で1時間ほど外出して太陽の光と地面の熱を浴びただけで軽い熱中症になってしまい、ちょっとダウンしてしまった。本当に情けない。どんどん太陽の光がフィジカルにも苦手になってきてしまっている・・・日に当たるとすぐに唇が日焼けして痛いのでマスクしたいけど、黒ずくめにサングラスに大きなヘッドフォンにマスクという格好は、さすがに職質されるんじゃないだろうか。されても拒否します。

最近ようやく夏のchill out mixを作るべく色々と頭をモヤモヤさせている。

ちょっと閃いたことがあって、今はそれにすごく夢中でずっと暇さえあれば考えをこねこねしている。とても暗い事なんだけど、色んな面から見つめていくと面白くて、それをどうやってまとめようかって思うとワクワク。頭の半分は嵐で荒れているけど、もう半分はその嵐を見つめて静かに波が押し寄せている。複雑な心地良さや快楽の絡まり方を、もう少し真剣に掘り下げていってみたい。

私はよく「繊細だ」「考えすぎだ」と言われる。それがこの気持ち悪いネガティブぶりに繋がっているんだと思う。以前はそれが手に負えず自分の外のモノへ依存してしまった時もあったけど、今は自分自身を信じることができるまでは成長できている、と思う。それはやっぱり朝までお酒に呑まれながらも考え抜いたり、腕を血まみれにしたいのを我慢しながら葛藤している時間を過ごしたり、消えてしまいたい気持ちを涙を流して外に出したり、そういうのをウンコと一緒に流してもっと暗闇へと方向を鋭くしていったからだと思っていて。崖っぷちなのには変わらないけど、少しだけ景色を見る余裕はできたかな。

さてと今日も酔っ払いながら選曲ノンストップ!

2012-07-17

invisible city


10月に7年ぶり!にThe Wallflowersの新作が出ます。

嬉しい!!!!

7年前は、アメリカはまだブッシュが大統領で、日本では原発が動いていることがのんびりとまかり通っていて、私自身はどこか体の一部を失ったままそれを無視して生きていた。そして今では何もかもが殺伐としていて、あまりに刹那的な快楽や欲求が渦巻いていて、誰もが正解を持ってないような時代になった。

こんな時代だからこそ、The Wallflowersが新しくメロディーを鳴らしていくことにファンとして本当に感動するし、きっと今回のアルバムもずっとずっと聴き続けていられるような素晴らしい音が込められているんだろうなって思う。

私は正解が解らない。だから音の中身に詰まっているものを信じている。

2012-07-10

getting closer...


長かった2週間が終わりました。

英国男子として74年ぶりにウィンブルドン決勝進出を果たしたAndy Murrayは、残念ながら76年ぶりの優勝には手が届きませんでした。目の上のたんこぶ のような存在だったナダルが2回戦で敗退したことで、今年こそ優勝が現実になるかもしれない!というイギリス国内の盛り上がりは日に日に熱狂的になっていき、その想像を絶するプレッシャーの中で勝ち進んできたけれど、残念ながらトロフィーには手が届きませんでした。

ウィンブルドン初出場の頃からずっと心から応援しているので、表彰式のスピーチには涙が止まらなかった。BIG4と言われていても、私には他の3人に比べてGSタイトルが本当に遠いように思えていつも悔し泣きしていたから、ただのファンなのに自分の事のように物凄く落ち込んでしまった。10代の頃から大きな期待を背負って、負ければ「もっと攻撃的にならないとダメだ」とかあれこれ批判され、やっとやっとここまで辿り着いたというのに。ナダルが言ったようにthis is sportなんだろうけど、こんなのあまりにも酷だなーって。

2年前のAUS OPで同じくフェデラーに敗れて優勝を逃した時、「彼のように泣くことは出来ても、彼のようにプレーできない」と言って涙したマレー君。フェデラーも「アンディが背負うプレッシャーは我々には想像もできないぐらい重い」と気遣うコメントをしていたけど、あの涙を見た時に、本当にその重さを実感した。いつもはポーカーフェイスなだけに余計にそれが見えてくる。

来年こそはきっと!

2012-07-06

electronic ladyland?

最近発売された紙のele-king いいイイですよー。

今を輝きまくってる女の子特集♡♡♡
Julianna BarwickにLaurel Haloなどなど。
音は聴いてても言葉はなかなか読めないですから(英語も頑張って読むけど)

最後らへんにまー君(Mark McGuire)の来日インタビューも載ってます。

決して特集されたアーティストの皆様が根暗だってわけじゃないんだけど、スーパーネガティブな私にとっては、彼女たちの姿勢や考えには大きな影響を受けます。自分の性格が暗いというのにだいぶ慣れたし、それを伝えることもできるようになったけど、10代の頃にPJ Harvey(いや彼女も別に暗いわけじゃないです)を聴いて、ちょっと肯定してもらった気持ちになった。自分のことを変てこだ・暗いんだ・気持ち悪いんだって思ってきたから。フェミニズムにも関わってくるけど、そういう部分って昔は女性は無視されてきたと思うから。

少しだけキチガイな脳みその旅を経験したりして、やっぱり変化してきた部分はあっても、どうしようもない部分はずっとあって、いつもはそれをお酒でごまかす。それがもうぐちゃぐちゃになってきたところに、特集されたアーティストの皆様の音楽に出会ったから、それも同年代といえるぐらいの方たちばかり、大げさだけどこんな時代に生まれてよかったと思うこともあるんだなーと。

というのをほろ酔いtipsyで書いてるあたりが、バカだなと思う。

2012-07-05

suki



「隣に住んでいた子どもね。その子のところに何人かの友達が遊びに来ていた時、たまたま家の前で僕の姿を目にした彼らが、僕に向かって「悪魔!」って言い 放った。そしたらその子、「この人はいい悪魔だよ」って。それより前、その子が僕の自転車を倒したことがあったんだけど、でもそれはわざとじゃなくてミス しただけだったから、僕は怒らずに優しく接したことがあった。たぶんそういう経験からだよね。人には親切にするべきだよ。」

STUDIO VOICE 灰野敬二インタビュー

私の背中にあるタトゥーを彫ったのは灰野さんのライブを観た後だった。

お前の祈りを宇宙に捧げろ---あの時、初めて見る灰野さんの叫びに打ちのめされながら、心のどこかでもうすぐ私は体にお守りを刻むんだな、と緊張しながら、言葉には表せない気持ちで暗闇で息を呑んだ。

そういえば前にDOMMUNEに出演されたのを見ていた時に、天乃川ほしい!ってtweetしたら、倉庫から出してくて売るよ!って返信がきたけど、いつになるんだろう?w

2012-06-19

near by japanese gay porno movie theater






SMASHの周年には行けなかったけど翌週の小倉には行ってきた!

↑の写真はo threeの近くにあった薔薇族専門映画館。お隣はストレートなポルノ映画館があって、すぐそばの駐車場では経験豊富なお姉さまが野良猫を傘でシバいて、ハッピを着たおじさんが客引きをしている・・・ 昭和エロチカな匂いぷんぷんです。

MAGOのカウントダウンぶりのOgawaさんのDJはやっぱり素敵だった。

フロアが丸ごとハッピーで笑顔でいつまでも踊り続ける。そしてExplosionとSMASHの爆発エネルギーが降り注いできてどっかーん!Ogawaさんの繊細さとダイナミックさとフロアの呼吸がばっちり噛み合っている瞬間って、本当に何度でもうっとりしてしまう。Ogawaさんが好きなんだよー!っていう気持ちを音に込めて、こちら側も好きなんだよー!って返す、この呼吸がたまらない。

久しぶりに無心で踊って踊って笑ったなぁ。

Ogawaさんのプレイってフロアにいる人たちをそうやってすぐに幸せにしてしまう マジックがあるといつも思います。

初めてお会いする方々とも色々とお話もできたし。何よりも小倉チームの皆様に翌日まで色々と私も図々しくお世話になりまくって、おかげさまで充実した週末が過ごせた。ありがとうございます!名古屋に行けなくてずっと暗かったけど、すっきり全快です、もちろん翌日は激烈ブルーマンデイでございました。

さて久しぶりのちる祭りの準備するぞ!

2012-06-16

DO BETTER



「DJをとりまく環境を例に挙げて、世界の現状はこうだからとか、音楽の力とか、文化とか、簡単に口に出さないでほしい。なぜなら、やれて来れなかったから 今の現状があるんです。自由を訴える立場ではなく、認めてもらう立場のはずなのだから、地域に貢献をしていないと次に進めないんじゃないかと思うんです。」
「僕たちも何度か風営法に関して動いた事がありますが、僕らの世界は僕らの営みからしか変える事が出来ないと痛感しました。確かに潰れたお店も沢山ありまし たが、先人たちは調整という形で乗り越えて来ました。それでも幾つもの素晴らしい夜を作って来ていると思います。本来であれば風営法の事は、しかるべき場 所で十分な時間と準備をして原因から話し合って行かなくてはいけないのではないでしょうか。」

 1万字インタビュー:DJ EMMA〜“THE KING OF HOUSE”と考える日本のクラブの現状〜


お言葉にあるように、業界の多くの方々がずっとずっと前から色んな努力や働きかけをして、フロアを守り続けてきたからこそ、今も楽しい時間を過ごすことができます。絶対に忘れてはいけないこと、感謝をしなければいけないことです。

真夜中にダンスをすることが違法行為だと本当に思ってる人はいないはず。

だけどまだ古めかしい風営法はある。

警察が入って問答無用に全員に尿検査させるかもしれない、ビッグなゲストを迎えても中断させられるかもしれない、そんなリスクを背負ってパーティーは今日も日本各地で行われています。だから理解と覚悟がいる。マナーとかそんなもんじゃなくて。今までフロアを守り続けてきた方に感謝の気持ちを持ってフロアにいようと心がけているし、音楽がクラブが好きだから、これからもずっと続くように自分なりに考えて行動しなければいけない、と思う。

改めて色々と考えるインタビューなのでした。

快楽って努力しないと得られないね。満足する気持ちはお家で酔っ払ってても得られるけど。

2012-06-01

thgir ru wonk i




you are still remain 25years old through.
i can't believe that im 26 now, and i don't wanna think that.
really miss you and memory with you.
but i know you are right.
thank you so much till now and after this.
you are been in my mind.
i will dedicate white flowers to you tomorrow.
i hope you can see me.
send big love, big thanks and warm hugs.

あなたはこれからも25歳のまま。
私はもうすぐ27歳になるよ。
信じられないよね。
どれだけ寂しくても時間は進んでいくね。
今日はそれがとても辛かった。


2012-05-23

tidal waves



間近で感じたDettmannさんのDJとしてのエネルギー、DOMMUNEで丁寧な言葉でお話をされていた灰野さんの「好きなんです」という気持ち、そして「頭をクリアにして音楽を作る」「無駄にする時間なんかない!」というMark McGuireの姿勢・・・ ここ最近の私の3本柱です。ストイックさと、音楽に快楽を託す切実な気持ちと、建物を分解するように音の奥にあるモノを見つめていこうとする好奇心と、ちょっと誠実な気持ちと愛情を取り戻したような気分。

こうやって見つめるチャンスを与えてくれるY君ほんとにありがとう。

2012-05-16

vdsq


Mark McGuireのギターには光り輝くロマンチックな響きがある♡

2012-05-13

my new chill out mix






新しいchill out mixを作りました。

春のつもりが初夏になってしまった・・・

"dust bowl"は1930年代に何年間にも渡りアメリカで起きた砂嵐で、ウディ・ガスリーがこの時代の描写をしている"dust bowl ballad"を歌っているのがきっかけで、この古い災害を知りました。当時の写真や文献を読むとその規模の大きさに驚きます。この砂嵐が人災であることや、やせた大地が剥がされ空中へ舞い上がり人間を襲うようなイメージ、家を捨てて他の土地へ流れていく人間たち、というのに強く惹かれて作りました。folktronicaってタグ付けしたのは、当時のアメリカの音楽を意識したというのと、人の手の平のあたたかみを刻めるようなトラックを選んだからです。

"the empire of light"は大好きなルネ・マグリットの作品のタイトル。空は明るいのに建物は夜のように灯りがともっている。現実では起こりえないこの奇妙でシュールな感覚を込めました。なるべくドラマチックにせずに水面下で静かに激しく揺り動くイメージ。



どちらもsoundcloudでDLできます☆

2012-05-11

emotional landscape



毎年この時期になると気分が重たくなる。

でも楽しかったあの時間を思い返して懐かしい気持ちにもなる。

私の自転車の隣にあった白いvespaや原付に貼ってたシャケのシールや、トイレのポスター、みんなで意味不明なことを書き殴ったノートや、吸い殻いっぱいの灰皿、帰り道のアーケードで流れるTom Waits、些細なことも鮮明に思い出せる。

あの時に何よりもショックだったのは、エネルギーだと心から信じていた音楽ですら、止めることができなかった、あの瞬間に私の中からするりと抜けてしまった、どんな事があっても大丈夫だと思っていたのに、暗闇の空間で音は何も響かなかった。

あれから何年も経つけど、やっぱり今でも悲しいし寂しいと思う。

私が太陽の光を嫌いになったのは、自分以外の人間がいる空間であの時間を思い出すことが、すごく寂しくなるからだ。


2012-05-08

R.I.P. MCA





数日経ってもまだ信じられない気持ちがある。

アダムが最後に入院した日(14日)はロックの殿堂入りの日だったそうだ。

泣けてくる。


2012-05-06

lattice



5月2日は死ぬまで忘れない達成感いっぱいの夜でした。

SurgeonとMarcel Dettmannの隣でライティングできた喜びと経験は、本当に大きな大きなエネルギーとなった。groove at heartクルーの皆様、オーガナイザーのようへいさんに心から感謝します。もちろん、thank you so much, Mr. Anthony Child and Mr. Marcell Dettmann!!!

Surgeonは私にとってはずっと憧れの人で、1秒1秒が信じられない空間だったし、繊細で数学的な音のひとつひとつにシビれっぱなしだった。ジャケットを脱いだり着たりする仕草に几帳面さが出てたなあw それと音楽に対する深い愛情と無限の好奇心があるから、あんなにも自在に色んな世界を繰り広げることができるんだと思う。

Dettmannさんには圧倒されっぱなしだった。コンクリートなグルーヴにぐいぐい引っ張られて気づいたら朝の7時!びっくりするぐらい時間の感覚が無かった。ひとつも無駄が無いミックスの手捌きと音の抜き差しに惚れ惚れ。一貫した彼の音楽哲学の強靭な世界観に、熱狂的なエネルギー渦巻くベルリンで支持され続けている意味がわかった。グレーやくっきりとしたブラックが見えたプレイでした。すごくかっこよかった。

終わった後にDettmannさんと交わした会話。
「いつもプレイ時間はどれぐらいですか?」
「大体は3~4時間、たまに6時間や12時間もするよ。12時間はcrazy!」
(ハウスのDJみたい・・・) 「12時間だととんでもない量のvinyl持ってこないとですよね」
「そうなんだよ!今日持ってきた分で3時間ぐらいだから、移動がまじ大変。日本には持ってこれないよ~」(と興奮気味にしゃべる)

12時間とは恐れ入ります・・・でもきっと濃密でエキサイティングで、あっという間の12時間なんだろうな。フロアもブースも大変だろうけど。

お二人ともとてもナイスで素敵な方で、何より彼らの素晴らしいプレイに引っ張られて、私も最後まで全力でライティングできた。ここで掴んだ感触は私の中でまた新しいヒントとなった。あの空間の全てに感謝です。

2012-04-26

rolling in the deep



GWの予定を急遽チェンジ!

福岡に遊びに行く気満々だったんだけど、飛行機ですっ飛び京都の実家に帰ります。お正月に数年ぶりに帰った時、母は本当に嬉しかったみたいで。両親と距離を置いていたこの数年の溝を埋めるべく、これからはチャンスがある時はなるべく実家に帰ろうと思っています。LCC使えば交通費もびっくりするぐらい安い!

着いてすぐに渚に行くか!とも思ったけど、今回は少しゆっくり、家族と一緒に過ごそう。


2012-04-24

i fucking hate spring



春のchill out mixを作るために引きこもり。半分まで進んだかも。

upするだけで誰かにあげることもあまりしないのに、
需要もないものをひとり真っ暗闇で唸りながら作り続ける、
すごく楽しいし大好きな作業だけど、
この引きこもり期間は体調も何かもが最悪の調子w

でも作る。自己満足オナニーだけど作る。

ほんとはそんなものupするもんじゃないんだけど。
自分にとっての図書館みたいな感じで貯めていってる。

さて、あと半分。

2012-04-16

vaya



やっぱり5人で集まると楽しいんだろうな。

コーチェラの映像見てたら涙うるうる。

今までのオマーを見てたら、ATDI再結成なんて絶対無いだろうなってずっと思ってた。だからすごく意外だった。オマー曰く再結成はノスタルジアとしてやることだと。このお祭りが終われば、たぶんまた別の方向を向いて進んでいくんだろうけど、少しだけでもこうやって夢みたいな気持ちになったんだもん。ファンとしては本当に心から嬉しい気持ちです。

記憶の強さってすごい!

2012-04-03

one day i'll be fine that.



帰り道の電車の中で、自分の気持ちをどう整理すればいいのかわからなくて、サングラスを忘れたからパニックになって、何よりも自分が今どんな気分で音楽を聴きたいのかわからないことに混乱しまくっていて、もやもや動く雲を眺めて帰ってきた。

お家に着いてシャロンちゃんの声にいつまでもいつまでも慰めてもらう。寂しいや悲しいを自分の感情でまっすぐに吹っ飛ばす彼女の声に背中をまっすぐにしてもらう。私は何かを放棄してるのだろうか。私は何かを犠牲にしてるのだろうか。私は何かが欠如してるのだろうか。拡大して、縮小して、ループして、消えて、また戻ってくる。


こんな日のことなんかすぐに忘れる。

ぶっとばしてやる。

2012-03-20

i want you♡♡♡



先週の金曜日はI WANT YOUのspring tourで、遊び倒しました、シラフで楽しみたいとか言ってたくせに泥酔してしまったのが本当に情けない・・・半野さまの振る舞いイエーガーで火が付いてしまったw

私AOKI takamasaさんの音がすごく大好きで、いつも心臓打ちぬかれっぱなしなのですが、音だけにしかなぜか興味がなくて、お話を伺うまでヨーロッパにお住まいだったことすら知らなかった・・・(まじで失礼すぎて翌日ひとりで大反省・大後悔で悶絶した) 少しだけ恐れ多くもお話することもできて感激しまくり。もちろんライブはとーてーも!かっこよかった!!!涙が出そうでした。

あおき様の電子音ってすごく人の手の感触がする気がしていて、建物の構造のひとつひとつが音になったような感じ。原材料?は無機質なものかもしれないけど、それを構築していく人間の手や感情などが込められているような。フロアで踊るのはもちろんだけど、外の世界に溶け込み歩いていっている瞬間にもピタリと当てはまるような、音楽なんだけどどこか別の部分での意味があるというか。

そういうことを改めてライブを生で見て思ったのでした。

それにしてもかっこよかった♡惚れちゃいました♡

2012-03-18

careful with that axe, eugene

tumblr始めました!

careful with that axe, eugene❄

言葉要らずで自分のお気に入りが広がっていく感じ、
とても心地よいです、もっと早く始めればよかった。

mixiに始まりSNSはもう当たり前の世界に慣れっこになって、
感覚が麻痺してしまってきてると思い始めてはや数年。

FBは最初から放ったらかしだし、

twitterは意識的に流れに飲み込まれないようにしている、

情報もそれぞれ個人の考えや思想までもが、手軽に公開できて読むことができるのは、面白いしいろんな可能性を秘めてるけど、色んなラインが曖昧になってきてしまうのは、表現する立場の人にとっては難しい面も持っているのかな、と思う。myspaceみたいなチャンスもあるんだけど。

tumblrだけはずっとお花畑のままにしたいです。




2012-03-02

Len Lye



he's a fucking genius!

thanks rob♬

2012-02-21

Explosion



Ogawaさん&Unicさんの"Explosion"が、あの!Baroque rec.からとOMBさんのFrame Recordingsからリリースされました!!皆様beatportでpls check!!!!です!!Hernan Cattaneoもかけまくっております!本当に大好きなトラックなので、こうやって世界中でリリースされて、私も本当にとっても嬉しいです。おめでとうございます!

このトラックが出来たてほやほや~の頃に、ogawaさんより「新しいのできたよ!」って完パケ前のものを聴かせていただき、ヒャーン♡かっこいい♡ ってなって。トラックのお名前どうするんですか?って爆笑モノのメールをしたのを思い出します。ちょうどHernanが来日した頃でした。

ogawaさんから、このトラックに限らずリリースまでの色んなお話を伺ったりしていると、いつまでも大切に聴いていこうって思います。感謝の気持ちをいっぱい持ってフロアで踊る。これは私の中で鉄則!です。

しつこいようですが本当に素敵でかっこいいので皆様チェック!をよろしくどうぞ!

2012-02-19

冬ちる・ふたつ



2週間ぐらい引きこもって冬のchill out mixを作りました。

"love looks not with the eyes, but with the mind"(目で見るものより感じるものを愛せよ)というのは、シェイクスピア「真夏の世の夢」のセリフで、今回このmixをささげた故Mr. Lee Alexander McQueenの右腕に彫られた言葉でもあります。私は彼が作り出したすべてのものが大好きでした。ショッキングなショーの演出も、高いテクニックから生み出す完璧なシルエットも、ファッションに込められたたくさんのメッセージはどれも心を打つ美しいものばかりでした。改めて彼が生きている時のショーを見て浮かんだ色の波を込めて作りました。

"dancing for a dead bird"は、鳥の死体写真を色々と眺めている時に思いついた言葉です。命を亡くして地面に横たわる鳥、野ざらしにされて腐ってゆく鳥、何かに攻撃されて血だらけで朽ちた鳥、そんな写真を見ながら、天国にキラキラして飛んでいけばいいな、と思って。

どちらもとても暗い内容なので、ぜひ真っ暗なお部屋でヘッドフォンしながら、聴いてみて下さい!

soundcloudからDLできます☆
http://soundcloud.com/miyuki-h

2012-01-24

babooshka


今まで苦手意識が強かったKate Bushばかりを聴いている。

デビューしたての頃のかわいさといったら!

自分の気持ちに正直でいること(それを貫く勇気)、想像力は無限であること、美しさはあらゆるものに存在していること(目には見えない感情の揺れの中にも) そんなことをビシバシと感じて脳みそ躍らせてます。

2012-01-11

the evil of the thriller!



スリラーのダンスを覚えるのが2012年の目標です。

youtubeでtutorialを見ながら踊るんだけど、リズム感も悪いし姿勢も悪いし、腐ったコンニャクが踊ってるみたいな感じになっている・・・覚えたところでお披露目する気はないんだけど、頑張って練習して、あんなキレキレな動きができたらいいな。少しでもこのリズム感の悪さをどうにかしたい・・・

2012-01-10

完結した存在



HAYATOさんに教えてもらった映像。Hernanの2011年gigの様子で、日本の様子も少し写ってます。仙台すごいなー!すごく盛り上がってる!

こっちの国、あっちの国、移動を続けてたくさんの場所でgigをする。その合間に毎週のpodcast、レーベル運営、スタジオ作業、プロモのチェック、プレイで使うトラックのチェック、他にもいっぱい。本当に大変な職業だなと思います、DJって。今はトラックで注目されることも多いけど、現場のDJの実力で世界中のファンを魅了し続けるHernanのような人は、やっぱり心を揺さぶられます。華やかに見えるけど、それは3時間ぐらいのもので、DJっていうのはすごく地道な積み重ねで成り立つんですね。そこを勘違いしてる人も多いけど、真剣にDJをする・パーティーをするってことはそういうこと。2012年は改めてその気持ちを強くして、日々を過ごしたいと思ってます。

2012-01-06

2011-2012


HAPPY NEW YEAR 2012!!!

30日にORBヨツウチ納会済ませて、そのまま朝に会社戻り仕事、そのまま寝ずに京都の実家へ。NYEは関西のクラブへ!と思ってたのに残念ながら軒並み急遽クローズばかりで、「あ!そうだ!MAGOに行こう!」と思い立って、名古屋へすっ飛びました。ogawaさんのDJで年越し・新年を迎えました。新年をogawaさんのDJで迎えられるなんて、何て贅沢なんでございましょうか、2012年はきっと幸せな1年になるはず。

年越し終わって熱田神宮へ初詣に。お参りを終えて食べた宮きしめんの、私の丼には結ばれた麺が!「1000杯に1本だよ」と嘘つかれましたが、これはきっと幸せの印なのかもしれん!と勝手に前向きに考えてます。それと初めて食べた味噌カツにはびっくり。

ogawaさん、HAYATOさん、お世話になりました・ありがとうございます!


2012年はとにかく勉強をいっぱいして知識を増やすこと。これがいちばんの目標です。それと自分の感情には正直でいること。その気持ちをいつも整理してなるべくパニックしないこと。そして自分以外の人の気持ちをリスペクトすること。

ゲットファンキー!な1年にしたいな。