2013-04-28

dress a chair



最強しー辰ことconstellation tatsuからバッチが無事に届きました!

先週末からバタバタしていたのですが、明日からちょっとだけ京都に帰ります、いつも通販でお届けしてもらっているだいすきなmeditationsさんにも、久しぶりにこっそり行けるから、すっごく楽しみ。何をお買い物しようかうきうき。

その前にお知らせしたいお知らせ。

しー辰からの作品もとても素敵だったEmuulさまのリリース。bandcampから直接に注文できます。カセットは限定50部で残りわずかです。どちらもとても素敵なのでぜひに。

じゅりちゃんことJulianna Barwickの新しいアルバムもアナウンスされました。アイスランドでレコーディングしていると言っていたけど、もしやと思ったらやっぱりAlex Somers(Jonsi&Alex、そしてヨンシたんの彼氏)のプロデュースだそうです。8月にリリース。楽しみです。

carpi recordsからのカセットを聴いて大好きになったBrandon Hurtadoさまの新しいアルバム"Bonfires for Nobody"がbandcampにてリリースされています。あたたかくて心のこもった作品です。ぶらんどん君はCDRやカセットを注文しているので届くの楽しみ。

最後に来日目前の、まー君ことMark McGuireが新しいアルバムからの曲を公開しています!!



この曲はライブで披露したものを構築し直していますね。気になる方は去年のオーストラリアでのライブ音源をチェックしてみてください。最高ですよ。

ちなみにアルバムは来日公演の物販で販売されるとのこと。きゃふーん♡ついにまー君のライブを見れるかと思うと、楽しみで楽しみで、最近はずっとどきどきしています。

さて。明日は早起きなのでカセット聴きつつ準備して、おやすみなさい。

2013-04-27

two of a kind - Kazuma Kubota ([...]dotsmark)


ずっとずっと楽しみに待っていたKazuma Kubotaさまの初の国内流通作品です!

これはぜひとも絶対にたくさんの方に聴いてほしい。

わたしがここで書かずともかなりの話題になっていますが・・・

美しく壮大に広がるフィールドレコーディングの音で構築された幽玄なアンビエント、そして、耳をつんざくハーシュ・ノイズとの対比、頭に残る残響音の心地よさ。繊細で、とても胸にせまる音です。日常の、ふとした瞬間に生まれる感傷的なしこりのようなもの、それを刻み付けられて切り裂かれているようです。無数の針が降ってきて血が流れるけど、血のあたたかさを感じ、守られている。

ノイズってこういう美しさもあるんだなって気づきました。

わたしはあまりノイズに詳しくないんですが、初めてハーシュ・ノイズを聴いた時、その美しさや切実さすら感じる鋭い痛みに、本当に感動して。それでどこかでKazuma Kubotaさんの名前を知ってずっと尊敬しています。

この作品はたくさんの人の心を打つと思う。

T. 美川さんとの対談もぜひ読んでください!

2013-04-24

Compassion - Logansport (sacred phrases digital)


吟醸派からのリリース(ここに書いてます)が素晴らしかったLogansportさまの新しいリリースです。アメリカのカセットレーベルsacred phrasesがデジタルリリースのシリーズも始めました。他にも3人の作品が出ています。どれも素晴らしいのでぜひぜひチェックを。ここから買えます!

ぜひ書いてあるコメントを読んでほしいのですが、

冷たい水の底に横たわるような、静かで美しくて、ひんやりとしたアンビエント。シンセの音が真ん中ですうーっと響いているのがとても気持ちよいです。暗闇に色とりどりのクラゲがふわっと漂っているのを見つめて、氷のドームの中で灯る明かりが空気を照らすのを見つめていて、ゆっくりと静かに雄大に、深く深くmeditationできます。

とても素敵なアーティストです。ぜひたくさんの人に聴いてほしい!

2013-04-22

he is "techno machine" but...


昨日のBen Klockさまの長崎gigに足を運んでくださった方々ありがとうございました!そして、照明をするチャンスを与えてくださった、オーガナイザーのようへいさんはじめ、groove at heart、contrastの皆様、PAのエビスプロの皆様、ORBの皆様、本当にありがとうございました。もちろん、special thanks to Mr. Ben Klock! you are sooooo amazing DJ!素晴らしい夜をありがとうございました◎

始まる前は緊張してご飯も食べられないぐらい、ずっと大好きで尊敬しているDJさまなので、前日からお腹が痛くなるぐらいすっごくナーバスだったんですが、

もうとっても素敵でジェントルマンで、ブースでよろしくお願いしますって挨拶をして、いざプレイが始まると彼の集中力に引き込まれてあっという間の6時間、わたしも全力で集中してライティングすることができました。

実際に彼のプレイを間近で見て聴いていると、もちろんよく言われるようにマシンなんだけど(12時間セットどころか永遠にDJするんじゃないのかなって思ったぐらい)、lowの抜き差しにやわらかさがあって、どれだけハードにあげてもエレガントで、彼の手から生み出されるミックスの細かい手触りに、とてもあたたかい愛情を感じました。胸がいっぱいになるぐらい感動した。

わたしが尊敬して大好きなDJの方って、音からして違うんです、もちろん使っている機材やトラックをeditしたり改めてトリートメントしたりすることで、違いは出るんだけど、そういう部分ではない何かが違う。それはDJの手から生み出される。まさしく才能なんだなって思います。わたしはフロアでブースでその瞬間を感じることがしあわせで大好きです。

いやー、すごかった、今でも夢みたいって思う。

しかし、あんなハードにしばいてくるプレイなのに、あの素敵なかっこよさなので、女子の黄色い声援がすごかったです笑 帰る前に「今日は本当にありがとう」ってハグしてくれたしあわせな思い出は死ぬまで忘れません。どきどきしたw

終わってからBenさまとおしゃべりしてたんだけど、

「去年ここでDettmannさんは5時間プレイしたんです」
「へ~、たったの5時間?(にやり)」
「12時間セットはクレイジーだよって言ってました、たくさんvinylも持ってこなきゃいけないし大変で、日本じゃ無理だよ~って」
「ああ、そうだね、ほんとクレイジーだもん、うふふ」

おそるべしベルグハイン、おそるべしテクノマシンBenさま。

2013-04-21

The Catalanian Tapes - Guenter Schlienz (second records)


ついに届きました!フランスからMikaさんが始めたレーベルsecond recordsの2番目のカセットです!今回もとても丁寧で心のこもったパッケージ。ひとつひとつペイントされたカセット(まず黒に塗ってそしてかわいい模様も手書きです) どこでどんな機材を使ってレコーディングしたか記した手書きのカード。ものとして持つことの喜びを感じます。今回も32部限定で、すぐにsold outしました。

今回はGuenter Shlienzさまの作品。過去にsic sicやconstellation tatsuやgoldtimers tapesからもリリースを重ねている、ドイツの方です。経歴を見るとかなり長いキャリアを持っていらっしゃる。

A面は、春のあたたかく瑞々しい音が、ふわりふわりと弾んで、リズムマシンの音が時々まわりを飛び跳ねていく。晴れた日に草むらでごろんとなってまどろんでいるような心地よさ。やわらかく響いているシンセが、たくさんの色のペールトーンのボールが、うきうきと踊っている。澄んでいて、あたたくて、やさしい。

B面は、シンセがぼわーんってドローンな進行にフィールドレコーディングの音が背景に。人々の会話やたくさんの細かな物音、遠くから聴こえる誰かのフルートの演奏。そこに時々ぷくぷく・ぴゅあぴゅあって音が聴こえてきて、彼ならではの宇宙なシンセのロングトーンの変化と背景の音を聴いていると、まるで目の前に水色のぼんやりとしたフィルターがかかって、そこから人々の生活の一瞬を眺めているよう。でも、わたしは人々の中には入れない。ただ見つめるだけ。最後は、フィールドレコーディングの音が聴こえる中で、シンセの音はフェードアウトしていく。人々の生活の中に入ることができないわたしは、ゆっくりと後ろへ、消えていく。混じり合わないふたつのものが、重なり、ふしぎな世界が一瞬だけ、生まれています。




ずっと繰り返して聴いています。ほんととっても素敵。音もパッケージも。

同じくげっつされたdirty dirtさんのレビューもぜひに。日本で同じカセット持ってるのって嬉しいですね。

最後に、今回も素敵なカセットを届けてくれて、Mikaさん本当にありがとう!

2013-04-20

Free Structures: What We Thought When We Thought The World Was Shifting Under Our Feet - Emuul (constellation tatsu)


Emuulさまのconstellation tastuからのリリース。これだけはどうしても書いておきたい。

薄暗くて静かで美しいドローン。

A面は夜にゆっくりと流れる川面を眺めているような。透明感あふれる水色の波が体を通過していくわずかな触感を心地よく感じて。時折ギターが目の前に現れ、ピアノの気まぐれなメロディーが大きな水面を大きく揺らします。

B面は光が当たらない液体の紫色が流れて、そこに大きな波紋があらわれて、空気を揺らす。その反響が暗くて見えないずっと向こうまで連なってゆく。わたしはそれが消えるまで、あたたかい反響音に包まれながら、それを見つめている。

暗闇に煙がふわっと浮かんでは消えるような儚さがあり、音がすうっと消えた時に、どこか一瞬だけ幻想的な空間に居たような気持ちになる、本当に本当に美しくて寄り添うような音です。



しー辰ことconstellation tatsuはどんどん最強になっています。目が離せない存在。先日に4月のbatchもリリースされました。カセットレーベルでたぶんここが現在では最強ってぐらいの勢いです。ぜひぜひチェックしてみてください!今後はあんな人こんな人のリリースも控えてます。

2013-04-19

Mirror & Gate Vol. II - Rolling Acres / Hobo Cubes (opal tapes)


イギリスのカセットレーベルからリリースされたスプリット。opal tapesについてはRAの特集を読んでみてください。カセットのことも色々とオーナーの方が語っています。

A面はRolling Acresさま。カシオのキーボードみたいなスカスカ電子音やファミコン電子音が、ぴょんぴょん飛び跳ねている、奇妙な実験テクノっぽい妙ちくりんな音。ちょっとgeekな男の子がたくさんの機材を前に、あれこれと夢中に音を出しているような、そういうかわいさが漂っていて。へなへなポップな感じが◎

B面はHobo Cubesさま♡ 夜空を魔法のじゅうたんで飛んでいるようなシンセの広がりから、インダストリアルなビートがかぶさってきて、めっちゃかっこいい。独特な暗さを持つビートの使い方だったり、音の重ね方だったり、どんどん凄味を増してきた感じがします。お手紙が届いて待ち合わせの場所に行ったらば、そこは巨大な迷路で、どんどん進んでいくんだけど結局その人と会えないまま、出口にもたどり着けないまま、雨でずぶ濡れになって途方に暮れてしまう。その放ったらかし感すら心地よいと思ってしまう。最後は朝方のきれいな4つ打ちで〆


ところでHobo Cubesさんって男前なのでは。という話題で前にtwitterで盛り上がり検証したところ、ほんとにめっちゃかっこいい方でした。


モントリオールで彼と共演したことのあるhakobuneさんによると「ナイスガイ!」とのこと。しかもsundripsのおふたりも男前・・・モントリオールはイケメン作家の宝庫なのか、とミーハーな気持ちがどきどきしてしまいました。いや、そういうの抜きでも、モントリオールは行ってみたいです。





2013-04-18

Hotel - Brandon Hurtado (carpi records)


フランスのカセットレーベルcarpi recordsからリリースされた、ヴァージニアの作家Brandon Hurtadoさまの作品。この方知らなくてmeditationsさんで見てひとめぼれ購入。限定31部です。開けてみると、中に手書きの番号とタイプで打たれた短いお話が入っていました。

かわいらしくて、乾いた晴れた空にきらきらと光る、子守唄のようなアンビエント。ゆるやかにミニマルに紡ぎ出される音のひとつひとつが、太陽のにおいをたっぷりと含んだようなあたたかさを持っています。草むらで夕方まで走り回って遊んだ後の寂しさや、太陽が沈む時の黄色やうすいオレンジ色の光が、テープループの音にふわりと重なります。

ずっと手元に大事に置いておきたくなるような、そんな響きがします、シンプルでとても素敵。


新しくbandcampで作品を発表していたし他にもリリース控えてるみたいなので、この人は色々と追っかけするつもり。

ぜひぜひ彼のHPbandcampをチェックしてみてください。彼の写真も音楽同様にとても素敵です。

それと彼についての記事にも興味深いことが書いてありました。1992年生まれってめっちゃ若い・・・!

a distant loss - hakobune (dark era tapes)


hakobuneさまの35?作目の作品。dark era tapesからのリリースです。

だいぶ前に注文していて「いつ届くのかしら」と思っていた矢先に、さりげなく(笑)届きました。もしかすると日本で持ってるのはわたしだけかもしれない、とのこと。なので全国のhakobuneさんファンの皆様ばんばん注文してください。もう出てます!

洞窟の入り口でひんやりした風を受けるような、岩と岩の間にぬけていく風の涼しさが頬をなぞるような、透明な水色の風が吹き抜けていく。

A面は大きな岩の奥深くに根差す静かな祈り。揺るぎなく雄大で。その岩に耳をつけていると、風がごうごうと吹く音が響いてくる。

B面は太陽の光が差し込む中でそのあたたかさを感じながら、ゆっくりとまわりに響く音と深い呼吸のリズムに包まれて、目を閉じてたたずむ。

この作品は大きくそびえ立つ岩のようにどっしりしています。



子供の頃から洞窟や鍾乳洞の自然の暗闇が好きで、地球の中に自分が入っているような感覚や、音の響きや、ひんやりした冷たさ、あの静かさを思い出しました。

2013-04-14

Iriomote西表 - YASEI野生(hakobune + Hiroki Sasajima) (ghetto naturalist)


Hakobuneさま・Hiroki Sasajimaさまによる「野生」(名付け親は冷泉さまらしいです)の作品ですfrom ghetto naturalist! ちょっとした紆余曲折があったのですが無事に届きました。レーベルに直接の注文で、同内容のCDRとおまけに布にペイントした作品も(これはノイバウテンなマークかしら)同封してくれました。オーナーのNathさん本当にありがとうございます。大切に聴いてるよ◎

グレーっぽい青色の音が森の中で広がり、草木のにおいが立ち込める、ささやかな音の波が何度も押し寄せては手の平をなでてゆき、目の前に広がるのは、朝露に濡れた苔に覆われたいくつもの岩たち。少し強い風の轟音の中で、繊細に重なっていくメロディーは、上昇しながら広がってゆく。

おふたりの音がとても奥深くまで融合していて、その奥行のある音に、いつまでもいつまでも、身を委ねていたい。



限定50部の少ないリリースです。おはやめに!

それと、過去にこのレーベルからリリースされたhakobuneさんの作品"Nebulous Sequences"の完結版が、フランスで新しくスタートしたVoxxov Recordsにて2枚組でリリースされました。こちらもぜひぜひチェック。わたしも買わなきゃ~。

Cosmic City Serenade - Portopia '81 (Ginjoha吟醸派)


Buchikamashiのミズヒロがお届けする新たな昭和ニューエイジ・プロジェクト「ポートピア'81」による胸キュンコズミック・サウンド。

こちらも吟醸派のリリース、ぶちかましさまさまのひとりであるミズヒロさんの別名義とのこと。今回の吟醸派のリリースの中でこれだけ数が少なく限定50部。

昭和コズミックなシンセの世界です。子供の頃に遠足で行った科学館なんかで見た、地球のはじまりはどうたらこうたら~な映像に流れてきそうな、少し懐かしい気持ちがする音。そう、科学館な音なのです。きっと今時分の若者たちにはわからないであろう、地元の小さな少しアナログ感がある科学館の、あの懐かしい思い出がよみがえる感覚。後半には鳥のさえずりも聴こえてきて、甘酸っぱい気持ちになります。

こういうコズミックな音って大好きです。シンセの透明な音が重なり、夜の星空と結びついてきらきらと広がっていくのを見ていると、とても胸いっぱいになって深呼吸したくなる。


Beauty in Belief (美しき信条) - Logansport (Ginjoha吟醸派)


米国のアンビエント・ニューカマー、ローガン・ジャクソンによるビューティーな精神浄化剤。究極のリラクゼーションと深い安堵の世界へと導きます。

先月に吟醸派からリリースされたLogansportさまの作品。

この方は、情報がなくて謎いっぱいなんですが、どうやらリリースがこれが初めてっぽいです。bandcampを見るとsacred phrasesからもリリース控えてるみたいです。digitalとなっているしフィジカルリリースはあるのかしら。

A面はBeauty 少しhumidな匂いがする夜の誰もいない広い道路で、ひとり佇んでいると、きれいな緑色やオレンジ色の光の波が足元をゆらゆら・じゃぶじゃぶと流れてゆく。アンビエントな波が心地よく自分の周りで揺れている。

B面はBelief 夜の教会に広がってゆく美しい音のドーム。静かに祈りを湛えているような微笑みのあるアンビエント。鳴り響く音が神々しいぐらいの光をたずさえていて、そしてそれが体の中に染み込んでいき、静かに、ゆっくりと浄化してゆく。

本当に美しくて静かな素晴らしい作品です。
うっとりというより、ただこのゆらめきに身を任せて、癒されていく。




国内ではmeditationsさん、S.O.L soundさんが取扱いされています。ぜひ!

2013-04-13

Perspectives / Coyote Dream Exiles- split (hooker vision)


先日アメリカより届きましたhooker visionからの素敵Evans夫婦(わたしはcoyote夫婦と呼んでいます)と、Perspectivesさまさまのスプリットです。同時期にリリースされたMSOTTが3時間で売り切れたらしくて、ぎゃふん!と焦って仕事そっちのけで注文しました。さりげない殺気ある視線なぞ無視である。

まずPerspectivesさまさまはテープを聴くのはこれが初めて。他のリリースはこんな感じです。 ちなみにbandcampはこちらです。透明な音がただようきれいな音なのかなと思いきや、暗黒なトンネルへと進んでゆく素敵怖いな展開に。そしてトンネルを抜けて見えるのは、曇り空にゆれる草木の匂い。ゆっくりとほんのりあたたかく流れるドローン。始まりに見える景色と終わりに見える景色がつながっている、ストーリー性を感じられるような。ああ、怖いと思っていると背後におばけな音がカタカタカタと鳴っていたり、それを少しのノイズやシンセが飲み込んでいって、ふわっと地上に出ます。

そして名前をまた変えてきたcoyote dream exiles夫婦さまは、今までの小さくふんわりささやいていたのより、ちょっと前面に音とダークさと出してきたかも、でも、もこもこひゅるひゅるは相変わらず。ギター?のゆらりゆらりとしたまどろんだ音がとても心地よく、そこにテープループやゆるゆるスクラッチな音がまぶされていて。うっすらな雲が自分のまわりにただよっていたところに少し芯が見えるような、リリースを追っていくと少しずつ変化しつつも、繋がりのある進み方をしているように思えます。このシリーズのあたたかみのある空気がやっぱり好き。


このリリース、油断して買い逃すところでした、dirty dirtさんありがとうございます◎

あと夫婦が怒っていた問題ですけど、そういうくそ野郎は肥溜めに落ちて一生うんこ臭いと言われて人生を送ればいいと思いますよ。アーティストの方々にものすごく失礼で尊敬の念を欠いている行為です。ふぁっく野郎め。

そして。dirty dirtさんのところの、わたしの大好きな大好きな(薔薇さんと同じくおすすめしまくっている)Josh Masonさまの透明レコードのレビュー! しつこいですがほんとに大好きなんです。なのでこうやっていつも参考にしている方が買って聴いてくださったり、だいすきなmeditationsさんに入荷したり、とっても嬉しい。もっとうまいこと言えたらいいんですけど、言葉が貧相で残念ですけど(しかもわたしが一方的にJoshさんのこの作品をしつこいぐらい好きと言ってるだけなんですけど) 誰かの耳に届くことが嬉しいです。

明日を働けばお休みなので届いたものをばばんと書けたらいいなあ。書きます。


2013-04-09

くしゃみをしてもひとり



↑わたしが好きな"don't look back"のシーン。

Bob DylanがDJを務めたラジオがinterFMにて放送が開始されました。しかもバラカンさんの解説も聴けます。この番組はボブのコレクションから彼自身がセレクトした音楽を聴けるという(ボブのおしゃべりも◎)、ファンにはたまらない内容です。

ぜひともお知らせしたいお知らせ!

大好きな大好きなJosh Masonさまの"The Symbiont"がmeditationsさんに入荷しました。レーベル側ではすでにsold outしています。わたしなんかがおすすめせずとも、Brad Roseが絶賛していたり、hakobuneさんもおすすめしていたり、とにかく素敵な作品なので、ぜひぜひ聴いていただきたいです。限定100部ですのでおはやめに。

それと先ほどMikaさんのレーベルsecond recordsの2番目のリリースのオーダーが始まりました。Guenter Shlienzさまの作品で32部限定です。少しずつMikaさんがリリースの準備の様子をupしていたけど、今回もまた心のこもった丁寧な感じ、カセット好きな人にぜひとも手に取ってほしいです。


先月から引きずっている風邪がまたぶり返して少しぐったり。土曜日からあれこれと楽しみにしていたものが届いているけど、なかなか集中できずにすごく寂しいです、今日ももう具合が悪くてダメダメなので、そろそろ横になってカセットを少し聴いて眠ります。

2013-04-02

sunk series batch 06-08 (sunk series)


Jimmy Billingham主催のsunk seriesの新しいbatchが届きました!

ここのレーベルから届くものっていい匂いがします、保健室の消毒液みたいな、届いたらまず先にくんくんします。それとアートワークがとても素敵。(Jennifer Crouchさんという方のお仕事みたい)

前回のバッチもすごくよかったし、今回も好きなアーティストが参加しているし数も少ないしで、イギリスよりお届けしてもらいました。Jimmyさん今回もありがとうございます。

写真左より、Innercityさま・Tidalさまのスプリット Innercityさまはお部屋に球体の宇宙基地がゆっくりと旋回していくような近未来なシンセが鳴り響く中、その宇宙基地から男性女性のボイスが重なり、どんどんと宇宙の奥へと進んでいく。ミニマルな疾走感がまっすぐに上昇していきます。Tidalさまのは、夜空に星座の羽衣がどこまでも広がっていくのを、自然の中で見つめているような、スケール感があるアンビエントでドローン。後半の教会音楽のようなコーラスが重なっていくところのホーリーな空気で地上に戻ってくる。Tidalさまならではの幻想的な音と大地がつながっている感じで、やっぱりこの人の作品は大好きだなと思います。


真ん中はGlass Smokeさまの"Noctilucent" どういう方なのかわからない(調べてみたけどつかめなかった・・・)これだけ25部と極端に少ないリリースでした。A面は女性の色っぽいボイスがアクセントになっている白昼夢なアンビエント。うすいピンク色の雲に乗ってふわふわとまどろんでいるような。対してB面は、シンセの音が夜の光をまとっていて、それが揺らぎながら展開していきます(この展開の仕方がだいすきなprogressive houseに共通してるような、してないような、キックがないのにブレイクがある) そしてオーバーヒートして黒焦げになって、終わります。B面が特に好きです。


右のは2本組で、Digital Nativesさま・Journey of Mindさま(Jimmyさんです)/Xiphiidaeさま・Venn Rainさま(こちらもJimmyさんです)のスプスプリット。Digital Nativesさまのんは、あら?キャバレーに迷い込んだ?と思うようなベルベットなアーバンでエロチカな感じ。思わず、え!と声が出てしまう。Journey of Mindさまのは、霧が立ち込める無人のコンクリートジャングルに佇んで、遠くから聴こえる音楽に耳をすませている、じっとりとした灰色なシンセとドローン。Xiphiidaeさま(この方も知らない人) は、サイレント映画の音楽のような趣からパーカッションがパタパタしているような展開へと。Venn Rainさまは、ニューウェーブみたいな暗さにプリミティブな音が混じっていたりで、今までの作品にはなかったダークさが聴こえてきます。


今回のバッチも素敵でした◎

dirty dirtさんも封筒の匂いくんくんしながら聴いていらっしゃるということで、部屋にひとりぽつんですが、とても嬉しいのです☆