2011-07-31
skying - the horrors
このアルバムが体に十分馴染んできました。
今回は彼らのセルフ・プロデュースで(ジェフ・バーロウに勧められたそう)、スタジオのセッティングも自分たちで行った、バンドの自由な空気がいっぱいに詰まっているアルバムだと感じました。3枚目でこのポイントまでたどり着くってことにも驚き。それだけ彼らは音楽が大好きで、生きがいで、志が高いのだな、と。
前作は地下室の闇からネオンのようなカラフルな音を発する、そんなどこか閉塞感があるディープなサイケ感がたまらなかった。あれは本当に2010年代を代表する傑作だと思います。そして今回は開放感あふれる浮遊感いっぱいの音に「一歩進んだ」という感じ。より明確に自分たちのサウンドを定めて作ったのがわかるし、自由にのびのび作ったんだなー、と思う。
大げさな考えかもしれないけど、どれだけ日常の生活が大変だったりストレスフルだったとしても、それを忘れて休息できるような安心する場所を音楽に求めていること、このアルバムにはそんな役目が込められている気がする。表現するものを自分に向けるんじゃなく、外の世界に向けるというのは、とても勇気がいることだし、そうすることができる自信が彼らに備わってきた表れなのかな、と。
コメントを見ると、Joshua(物理学の博士号を取得しているお茶目さん)が機材を自作したり、各自色んな実験を重ねてアルバムが完成したそうで、それぞれの持っているものがこんな絶妙なバランスで成り立っているということに感動です。歌詞もとても素晴らしいし。
ライブ観たいなぁ。Rhysを生で観てみたい!すっごく素敵ですよね、彼って。
2011-07-28
それで すくわれる きもち
あの温かみのある音は、あの優しさが流れる音は、あの泣いている時に寄り添ってくれる音は、日本人の心が詰まっていた と思います。バラバラなものを温かい毛糸で繋いでいってくれるような感覚、そんな音楽だと思います。
とにかく残念です。
rei harakamiさんのご冥福を心からお祈りいたします。
2011-07-19
when you wake up
台風が近づくと、地球がびょおおおおおって息を吐いて体を震わせてるみたいで、そわそわする。
今のこのタイミングで、Bjorkが地球や自然や宇宙っていうレベルに意識を置くこと(今までもそうなんだけど、はっきりとしたコンセプトとして) すんなり受け入れられる。
つばめのお母さんは夜も子供たちのために、ご飯をハンティングしに飛び回る。
人間は全然違う方を向いて息をする。
宇宙からは乗組員の人たちが地球の夜明けを今日も見つめる。
生き物っていうのは忙しいものだ、とつくづく思います。
2011-07-06
hi, how are you...
正直でいることは、大体いつも、しんどい。
だけど自分を守らないと、
あたしのあたしは、永遠に戻ってこない、気がする。
目をつぶって歩かないと、通れない場所が多すぎる。
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