2010-11-29

look back on ATP world tour 2010

フェデラーの優勝でATPツアーファイナルも終わり、男子テニスのシーズンが終わりました(まだデ杯残ってるけど) 先程の頂上決戦の興奮覚めやらず、2010年の印象的だったシーンを振り返ってみます。

・AUSオープンでのマレー君の悔し涙。

"I can cry like Roger, but I can't play like him"は精一杯のジョークに思えて、私ももらい泣きした。来年こそはきっとGSタイトルを取れると思うので頑張ってほしい!キムちゃん(マレー君がゲームに没頭しすぎるのを見て愛想つかして別れた彼女)も戻ってきたし!

・復活したナダルのRG優勝

クレーシーズンの猛烈な強さは本当に凄かった。最終セットの集中力は人間業じゃなかった。Rafaが再びクレーで暴れまわる姿は見ていて本当に嬉しかった。

・モノマネ王子ジョコビッチの今年のカラオケ

ナダルが出演したシャキーラのPVをパロったジョコちゃんwithトロイツキ。爆笑w

・フェデラーのamazing股抜きショット@USオープン

フェデラーの十八番?しかもこの後きっちりゲームを取った。

・マレー君のamazing shot@AUSオープン

ママも興奮!

・ナダルのキャリアGS達成の瞬間

去年は苦しくて大変だっただけに、この瞬間には泣いた。

個人的に今年いちばん!だった試合は、ツアーファイナル準決勝での、ナダル対マレー。マレー君が22のエースを叩き込んでナダルを圧倒し、最後のタイブレークもどうなるかわからないシーソーゲームで、ナダルはあと少しで折れてしまいそうだった。最後に素晴らしいテニスをありがとう、来年も全力でマレー君を応援します。

振り返れば今年はナダル独走なシーズンだった。フェデラーはもう王者ではなくなったのかな、とショックは大きかったけど、最後に抜群に絶好調で美しいテニスを展開して優勝したのを見て、とても嬉しかった。来年も面白いシーズンになりそう!

2010-11-25

you are beautiful and you are alone...



Cease to know or to tell
Or to see or to be your own
Cease to know or to tell
Or to see or to be your own

Have someone else's will as your own
Have someone else's will as your own

You are beautiful and you are alone
You are beautiful and you are alone

Often the adolescent plague
Reward your grace
Often the adolescent plague
Reward your grace

Confuse your hunger capture the fake
Confuse your hunger capture the fake

Banish the faceless reward your grace
Banish the faceless reward your grace

Cease to know or to tell
Or to see or to be your own
Cease to know or to tell
Or to see or to be your own

Draumlandid - Valgeir Sigurdsson




bedroom communityのオーナーであるValgeir Sigurdsson(何て読むんだろう、ヴァルゲイル・シグルズソン?かな?)の作品。アイスランドの自然を収めたドキュメンタリー「Dreamland」のサントラで、SamやNicoが参加してます。

ジャケットのような霧がかかった荒涼とした景色、うねる海の波しぶき、広大な草原に吹く風の様々な表情・・・ たくさんの自然の景色が目の前に現れる。とても視覚的な内容で、そんな自然と共存している人たちの息遣いが聴こえてくる。シンプルで時に温かさを感じる、サウンドの配置の絶妙さは素晴らしい。ダイナミックだけど繊細さが際立っているし、アイスランドの自然に対する大きな畏怖の念を抱いているのが伝わります。

ちなみにValgeirさんは、Bjorkとずっとコラボレートしてきた重要な人物。"I've seen it all" "oceania"などに関わっています。いつかIceland Airwaves(毎年アイスランドで行われるフェス)で彼のライブを見るのが密かな夢だったり・・・

これを聴くと、私が子供の頃から大好きなある場所への思いが募る。アイスランドの風景とはまるで違うんだけど、自然の景色を思い浮かべる時にいつも目の前に現れる。

2010-11-22

Fenn O' Berg japan tour@club fuji



写真はライブ後に3人に書いてもらったサイン♡ ジムさんは「みゆきさま」と書いてくれた~!

Fenn O' Bergを見てきました。

感覚が危うくなるぐらい轟音なのかな、と思って身構えてたら、深海の底にいるような静かで波紋がずっと広がっていくようなライブだった。あれがインプロっていうのがすごい。フェネスさんに聞くと、前日の別府はとてもハードでギャンギャンいわせたらしい。今日はmellowでambientな感じだったね~、と言ってた。3人の音がどんどん体中に染み込んでいくような感じ。セラピーを受けたみたいで、すごく美しい景色を見ているようだった。気づいたら終わってた。意識が音にすべて集中してプルプルしました。

終わった後に3人とお話 することもできて、とてもとても素敵な方たちで感激。ピーターさんは丁寧でゆかいな人柄。フェネスさんは静かですごくかっこいい。ジムさんは日本語本当にうまくて、とにかくしゃべりまくる(笑) 3人の音楽がとにかく大好きだっていう純粋さが伝わった。ジムさんにはある噂の真相を聞きました(噂は間違いです)。 

音楽を愛すること、音楽を生きがいとすること、の何たるかをジムさんから学びました。


2010-11-13

frances the mute


ここ最近ずっとP・オースターの小説を読んでいて、つい先日「孤独の発明/記憶の書」(初期に発表した小説というより、散文に近い作品)を読了しました。その「記憶の書」に、ギリシャ神話のカッサンドラの言葉が引用される部分があるんですが、読みながら思い出したのがthe mars voltaの"cassandra geminni"でした。

正直、私の中で「アフロのお兄さんたち」への熱意は以前ほどなくて過去の音になりつつあるんですが・・・ 今年の夏からマーズのネタをやり取りすることがぽつぽつあって、妙にしみじみと考えてしまう。特につい最近発覚した「ある事」には興奮してしまいました!

「記憶の書」を読了してから、久しぶりに"frances the mute"を集中して聴いたら、あの頃に見た景色や感情や色んなものが蘇ってきて胸がいっぱいになった。初めてのフジロックへ向かうバスの中から見た景色(真夜中のSAのオレンジに光る街灯と異常な静けさ)、雨に震えながらオマーのmy babyが積み上げられるのを見て興奮したこと、何度も何度も最後の音で我に返ったこと・・・ 

記憶というものは、目には見えないけど確実な絆を残す。熱狂していたあの頃と、私が今立っている地点とはすごく距離が離れてしまったけれど、大好きで愛してる気持ちは変わらないまま。そしてあの時にたくさんのモノを共有した方々との繋がり(もちろんマーズの彼らとシンクロした繋がり) はずーっと続く。それをオースターの作品ではっきりと肯定されたような気がして、涙が出ました。オマーに教えてもらった「変化を恐れないこと」、セドリックに教えてもらった「前に進まなきゃ」ということ。記憶という絆を通して、改めてその意味を感じています。

・・・久しぶりにいっぱいthe mars voltaのアルバム聴いたけど、かっこいい、そしてたくさんのモノが胸に去来して涙が止まらない。やっぱり私の人生の要所要所を押さえてる、この人たち。