2016-05-11

SIX PIECES FOR GUITAR - Stijn Hüwels (mAtter)



(Stijn,はまさきさん、書くのが本当に遅くなっちゃってごめんなさい・・・! I'm really really sorry for writing about this album...!!)

日本のレーベルmAtterより、ベルギーの大好きなお友達Stijnのリリースです。

去年にすださんとご一緒してから、彼の音楽の心地よさ、あたたかみ、は本当に心に染みる瞬間が多くて、送っていただいたこのアルバムも、よく真夜中に聴いています。

ギターの音の透明感だったり、奥行きのある低音が響く振動、それには研ぎ澄まされた感覚がいつも存在していて、どこかメランコリックな部分がある。

ドローンといえばそうかもしれない、でもこの透明感みたいな、グレーの透き通った光がゆらゆらと揺れるような、この世界はStijnならではのものかなあと、いつも思います。

例えば、疲れて帰ってきた夜に、鏡で自分の顔を見ながら彼の音を聴くと、ものすごく自分の中の感情が解放されていく。

持続する音は、その空間に自分を留めるけど、解放することもできる。Stijnの作る音楽は、たくさんのピースを丁寧に繋ぎ合わせた、あたたかい音のレースのようなもの。

とっても素敵なフィジカルのリリースなので手に取ってほしいです。

duquesne whistle



職場内で異動になってからもうすぐ1年。

1年の中で仕事内容変わったりしてるんですけど、半年近くずっと文章書いてるんです、仕事でずーっと、ぽちぽち。で、お家帰ったらもう、音楽聴いてすぐ眠くなっちゃう。お酒飲んでるし。

書いてない間、人生初めてのボブ・ディランのコンサートに行きました。

水玉のワンピース着て、気合い入れて買ったSS席のど真ん中で、死ぬまで忘れないような幸せな時間を過ごしました。もちろん号泣しました。

終わってから、菅野ヘッケルさんと偶然にもお話することも出来て、とにかく感激でした。ヘッケルさんのおかげで、ボブのことを大好きになれた感謝の気持ちを、まさかご本人に伝えることが出来たなんて、今思い出しても震える。

ファンというのは、情報が早いとか、音源をすべて持っているとか、そういうんじゃなく、その人を丸ごと大好きになって、その人の作ったものを理解しようと、背景も理解しようと、人生を注ぎ込むことだと思う。この船に乗るんだったら、最後までいなきゃダメ。みたいなのを、ずっと前にセドリックが言ってたけど、本当にそうだと思う。

やっぱり、そうならなきゃだめだな、頑張ろう。