2010-12-28
TRON: Legacy
何ヶ月も前から楽しみにしていた「トロン:レガシー」観った!面白かったー!
映像のクオリティは本当に凄い。ライトサイクルでの攻防や、ディスクを使ってのアクションシーン、ラストあたりの大爆発?なんかは、ワクワクどきどき、興奮しました。コスチュームなどデザインも洗練されていて、フリンの家の「2001年宇宙の旅」を彷彿とさせる、ミニマルで無機質な空間はすごくかっこいい。Daft Punkが担当した音楽もかっこいい!
ストーリーはありがちな設定だけど、決してつまらなかったり難解なものでもないし、期待していた以上だった。スター・ウォーズそのまんま!なところもあったけど・・・ 中途半端な東洋風味も別に気にならなかった。ラストはベタに感動して涙ぐんだ。
でも、これで終わっちゃうのかな、続編も作られそうな気がする。クオラは?トロンはどうなっちゃったの?エンコム社は?などなど、気になることがいっぱい。
3D初体験だったけど、これでスター・ウォーズが観れると思うと、トロン以上にわくわくする!
2010-12-27
2010-12-24
my top 10 tracks of 2010
10. Berlin-Karlsruhe Express - Live Version /Ame, Henrik Schwarz, Dixon
春に来崎されたNaka-Gさんがこの曲で登場されてたのを聴いて、即BUYしました。
9. Still Dreaming / Andre Lodemann
たしかSatoshi Fumiさんが水戸のpartyで使ってたはず・・・ こういう展開、本当に大好き。
8. Tune In Drop Out - Dub Mix / Pete Heller
Pete Hellerは大体即BUYします、Bedrockからリリースされたacid全開の"Nu Acid"もすごくかっこいいんだけど、こっちはacid成分が絶妙でフロア映えする感じがイイ!
7. Ocean Breeze - TJ Kong& Nuno Dos Santos Remix / Dual Shaman
Psycatronのポールに「最高だよ!」って教えてもらいました。Hernanはじめ色んなDJからのサポートもうなずける、メロディアスなトラック。thanks, Paul!
6. 2000000 Suns / King Unique
今年のBedrockリリースでいちばん好きです("Feniksas"含め)。Okamotoさんも何度も使ってました。フロアで音に釘付けとなってしまう。素晴らしい魔力を持つトラックです。
5. Unmei / Henry Saiz
今年のRenaissanceのリリースではこれが個人的にいちばん好き。Hernanかけてたなぁ。Henry Saizの空にぶわ~って広がる感じに、ドライブ感があるメロディーの展開がたまりゃん。で、すごくルネッサンス!て感じ。破産申請のニュースはとてもショックでした・・・ どうなるのでしょう・・・
4.She is Music ft. Blake Baxter / Psycatron
こちらもポールから「Blake Baxterがvocalのやつ、もうすぐリリースすっから!」と教えてもらって、待ちわびていたトラック。12月のFLOWERでMistuさんがかけてて、フロア熱狂、Psycatronを猛烈にプッシュしまくっているのですごく嬉しかった。lyricもシンプルでかっこいいし、彼ららしい要素が詰め込まれているBIG BOMB!です。
3. I Don't Need A Cure For This / Radio Slave
長崎のフロアでも大ヒットでした。じわじわと進む10分半がめちゃくちゃかっこいい!抑え目な展開がクセになる。
2. Vega, Niton / Pryda
どっちも甲乙つけ難いぐらい、大好き、かっこいい、最高!!Prydaってハッキリと音が決まってて(だからいつも一緒、Mixで入れにくいって意見もあるんですけどw)、確実にフロアが熱狂する要素が揃っているのに、めいっぱい詰め込んだプログレとは違うシンプルさが、私はとても大好きです。
1. Cripsis / Hernan Cattaneo, Soundexile, Tomomi Ukumori
Day Mix, Night Mix. Quivver rmx どれも大好き!!!Day Mixはchill outの秋Mixにも入れたし、不定期で絶賛開催中の「ちるまつり」でもかけてます。Okamotoさんも何度も使って、フロアがきゃー!ってなってました。Hernanのレーベル、Sadbeatも必ず買ってます、今年はこれが抜群にamazingでした。メランコリックだけどダイナミックにうねる感じ、プログレってる感が絶妙だし、壮大なのが素晴らしいです。あ、今更ながらHernanに直接このトラックに対する思いを伝えてなかったことに気づく・・・
番外編:
Explosion / Ogawa & Unic
まだリリースされてないですけど、OgawaさんUnicさんの新曲!超かっこいいです。Hernanも日本各地でかけていたそうです。残念ながら福岡では聴けなかったんですけど。
本当はまだいっぱい大好きなトラックあるんですけど、無理やり10曲に絞ったらこんな感じです。今年もたくさんの素晴らしいトラックをありがとうございます、皆様そしてbeatportの皆様。来年もたくさんの出会いがありますように!
2010-12-20
「死んでいる」/ジム・クレイス "Being Dead"/Jim Crace
何となくタイトルに魅かれて手にとってみた。
動物学者の夫婦が迎える突然の死から始まり、遺体が腐敗していく様子や夫婦の娘が両親の死を迎えるまで、夫婦の出会いからのエピソードなど、時間軸が行ったり来たりしながら、物語は進んでいきます。
中盤あたりで少しつまらないかもって思ったんだけど(何かとクドい言い回しや、あまり頭に情景が描けない丁寧なのかよくわからない描写)、そこからラストまで一気に読み進めていくと、清清しい気持ちになるような、静かな感動があった。作者のジム・クレイスは無神論者で、同じく無神論者の父を亡くした時の喪失感(お葬式など宗教による儀式はなし、ただ火葬するだけ)を覚えたという経験を基にこの作品を書いたそうです。宗教が彩る、死への(そして生への)ドラマチックな装飾を一切なくし、自然の営みとしての死というものがどういうものなのかを見事に描いていると思った。
夫婦は、死んでから誰にも発見されぬまま、数日を過ごします。あらゆる変化を経て、腐敗が進み、あらゆる生き物がやって来ては、卵を産んだりそれが孵化したり食べたり、します。雨が服を濡らし遺体を洗います。下敷きとなった草たちは太陽の光を取り戻した後に、再びたくましく成長します。死も生も繋がっていて、それは今までもこれからもずっと続く普遍的な生命の連なりなのだな、と思った。死ぬということは絶望でも何でもなく、自然の摂理なのだということを、改めて感じる。
こういう死への見方もあるのか、と清清しい気持ちになったけど、作者はきっと父に限らず様々な死を見つめて見つめて、見つめ倒して、この境地へと至ったのかもしれない。それは、悲しんでむせび泣くよりも過酷なのかもしれないと思った。
動物学者の夫婦が迎える突然の死から始まり、遺体が腐敗していく様子や夫婦の娘が両親の死を迎えるまで、夫婦の出会いからのエピソードなど、時間軸が行ったり来たりしながら、物語は進んでいきます。
中盤あたりで少しつまらないかもって思ったんだけど(何かとクドい言い回しや、あまり頭に情景が描けない丁寧なのかよくわからない描写)、そこからラストまで一気に読み進めていくと、清清しい気持ちになるような、静かな感動があった。作者のジム・クレイスは無神論者で、同じく無神論者の父を亡くした時の喪失感(お葬式など宗教による儀式はなし、ただ火葬するだけ)を覚えたという経験を基にこの作品を書いたそうです。宗教が彩る、死への(そして生への)ドラマチックな装飾を一切なくし、自然の営みとしての死というものがどういうものなのかを見事に描いていると思った。
夫婦は、死んでから誰にも発見されぬまま、数日を過ごします。あらゆる変化を経て、腐敗が進み、あらゆる生き物がやって来ては、卵を産んだりそれが孵化したり食べたり、します。雨が服を濡らし遺体を洗います。下敷きとなった草たちは太陽の光を取り戻した後に、再びたくましく成長します。死も生も繋がっていて、それは今までもこれからもずっと続く普遍的な生命の連なりなのだな、と思った。死ぬということは絶望でも何でもなく、自然の摂理なのだということを、改めて感じる。
こういう死への見方もあるのか、と清清しい気持ちになったけど、作者はきっと父に限らず様々な死を見つめて見つめて、見つめ倒して、この境地へと至ったのかもしれない。それは、悲しんでむせび泣くよりも過酷なのかもしれないと思った。
2010-12-16
「ノルウェイの森」
観てきました。
村上春樹の原作は毎年ってぐらい繰り返し読んでいて、大好きだしとても思い入れが強い小説です。それだけに、私の中でワタナベ君をはじめ、それぞれの人物像がはっきりと出来上がっているし、色んなシーンの空気や色やニオイが出来上がっているので、映画は映画として楽しもうとスクリーンを見据えた。がしかし、映像の色(青の繊細さがすごくキレイで美しかった)や、音楽(担当したのはジョニー・グリンウッド、しかもCANも流れる!)はいいなぁ、と思ったんだけど、何か大きなぼんやりとした部分は小説とはとても異なっているように感じた。せめて、直子・ワタナベ君・ミドリ の3人だけでも、もう少し繊細に掘り下げて描写してくれればなぁ・・・
うーん、やっぱり、不満!!
長くてもいいから、もう少し丁寧に進めてほしかったのが正直な感想。直子の繊細でどこにもぶつけられない深い悲しみや少女のような無防備さ、ワタナベ君のキズキ君に対して「俺は大人になるんだ」と話しかけるまでの葛藤や成長、ミドリの明るさと傷つきやすさがコロコロと入れ替わるかわいらしい部分・・・ のっぺりした表現に見えたのは、原作の読みすぎかもしれないけど・・・ これじゃ、ワタナベ君が精神を病んだ直子に振り回されつつセックスもどきなことをして、でも身近なミドリを選んで、最後はレイコさんとセックスします、終わり みたいな(まあ、原作も要はそういうことだけど)それだけ!?ってなっちゃうような・・・
菊池凛子の直子には端から期待してなかったので予想通りだった(私の中の直子は出っ歯じゃないし、 剛毛っぽい前髪でもないし、少女っぽいのを意識しまくったアクセントで喋ったりしないし、あんな泣き叫び方もしない)。ハマってるなぁと思ったのは突撃隊と、レコード店店長の細野晴臣(無言)と、門番の高橋幸宏、ハツミさんかな。
不満も多々あったけれど、トラン・アン・ユン監督には興味を持ったので、彼の作品をチェックしてみようと思った。そういえば、邦画を映画館で観たのは、これまた村上春樹が原作の「トニー滝谷」以来だった、と気づいた。
村上春樹の原作は毎年ってぐらい繰り返し読んでいて、大好きだしとても思い入れが強い小説です。それだけに、私の中でワタナベ君をはじめ、それぞれの人物像がはっきりと出来上がっているし、色んなシーンの空気や色やニオイが出来上がっているので、映画は映画として楽しもうとスクリーンを見据えた。がしかし、映像の色(青の繊細さがすごくキレイで美しかった)や、音楽(担当したのはジョニー・グリンウッド、しかもCANも流れる!)はいいなぁ、と思ったんだけど、何か大きなぼんやりとした部分は小説とはとても異なっているように感じた。せめて、直子・ワタナベ君・ミドリ の3人だけでも、もう少し繊細に掘り下げて描写してくれればなぁ・・・
うーん、やっぱり、不満!!
長くてもいいから、もう少し丁寧に進めてほしかったのが正直な感想。直子の繊細でどこにもぶつけられない深い悲しみや少女のような無防備さ、ワタナベ君のキズキ君に対して「俺は大人になるんだ」と話しかけるまでの葛藤や成長、ミドリの明るさと傷つきやすさがコロコロと入れ替わるかわいらしい部分・・・ のっぺりした表現に見えたのは、原作の読みすぎかもしれないけど・・・ これじゃ、ワタナベ君が精神を病んだ直子に振り回されつつセックスもどきなことをして、でも身近なミドリを選んで、最後はレイコさんとセックスします、終わり みたいな(まあ、原作も要はそういうことだけど)それだけ!?ってなっちゃうような・・・
菊池凛子の直子には端から期待してなかったので予想通りだった(私の中の直子は出っ歯じゃないし、 剛毛っぽい前髪でもないし、少女っぽいのを意識しまくったアクセントで喋ったりしないし、あんな泣き叫び方もしない)。ハマってるなぁと思ったのは突撃隊と、レコード店店長の細野晴臣(無言)と、門番の高橋幸宏、ハツミさんかな。
不満も多々あったけれど、トラン・アン・ユン監督には興味を持ったので、彼の作品をチェックしてみようと思った。そういえば、邦画を映画館で観たのは、これまた村上春樹が原作の「トニー滝谷」以来だった、と気づいた。
2010-12-12
AWAKENINGS!!
really awesome!!!!!!!
そしてそして、↑にも紹介しているRadio Slave氏が30日に長崎にやって来ます!
詳細はこちら RAにも載せてます:)
とっても楽しみ♪当日はライティングを担当する予定。ドキドキします。九州は長崎だけなので、皆様ぜひお越しください~!
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