2013-08-28

split - Keith Fullerton Whitman / Floris Vanhoof, spectral life - Terrence Hannum (shelter press)



shelter pressのリリースです。フランスからって書いてあって、?と思ったら拠点が移ったんですね。

まずはsplitのA面のWhitmanさま。4つの組曲構成で、もうさすがというか、音のひとつひとつが輝いていてそれがとてもきれいに浮遊しています。ドラム、メロディ、ピュンピュンな効果音、それが最後に合わさり、明るいカラフルなビーズが振動しているような世界に。至極の電子音です。


B面はばんばんさんことVanhoofさま。こちらは1曲のみの構成。彼ならではの不思議で捉えどころのない世界、宇宙から深海から、真夜中の森の暗闇から、誰かさんの混乱した頭の中から、発信される電子音をキャッチして奏でているような。やっぱりこの人不思議だなあって思います。


ばんばんさん、大好きです、ふしぎ全開で。


もうひとつは、Terrence HannumさまのLPデビュー!な作品。こちらは先着100部限定で、テレンスさんのドローイングのzineが付いてます!レーベルの雰囲気と非常にマッチした内容です。

A面は、今年の初めに届いたBelatenからのカセットよりも、落ち着いた感じもありつつ、やはり暗黒に冷たく鋭い閃光が見えたり、煙がもうもうと立ち込めるようなドローンだったり。

そしてシンバル?の音から始まるB面が素晴らしい!冷たく青白い空間で頭上から降り注ぐ太陽の光を浴びているような透明感あふれる、ドローンな音のうねり。シンセの音がふくらみ収束していく様子は、大きな海がゆっくりと波だっているよう。感情が揺さぶられます。本当にとても素敵。


まだどちらもレーベルに注文できるみたいです。ここはアートワークもすごくきれいで大好き。気になる方はぜひぜひ。

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