2014-05-24

sic sic tapes japan tour in Kyoto UrBANGUILD 23052014

何か月も楽しみに待ってたsic sic tapesの来日ツアーに行ってきました!

ポールさんことformer selves からスタート。
ステージに正座して機材を丁寧に鳴らしていて、激甘ロマンチックで美しい音でした。シンセの音を展開させていくのですが、作品で聴くよりも更に甘さたっぷりでその反復がもっと大きく広がっていて、聴いていて感動して途中は泣きました。美しさと繊細さのメロディーがもう胸にずんずん迫ってきて。最後の"watercourse way"は、よりメロディーが変化していって、光が差してきらきらしてました。前日の神戸でギターのペダルが壊れてしまったらしく、ダニエルさんのを借りて乗り切ったそうです。

次は江南奏佐さん。即興ピアノ。
途中でスケールの演奏がどんどん加速していって、じゃばらみたいに音がうねっていて。面白かったです。ポールさんと一緒に座って観てたんですが、指がすごく動いてた笑

3番目はsic sicのオーナー、ダニエルさんことHering und seine Sachen
この人がとにかく面白い!カセットを色々鳴らして、それをループさせたりしてふよふよするんですけど、どんどん音に吸い込まれてしまう不思議な魅力があって。で、色んな音を鳴らしたまま、それぞれ違う音が鳴っているプレイヤーを4つ持ってステージを降りて、それをテーブルに置き始めて。あ!違う音が鳴ってる!とそれぞれに耳を当てて、ステージで鳴らされている音とミックスして聴くとまた変な世界が出来て、うわーって思っていると終わりました。

最後はsleeplandさん。やっとお会いできました~!
最初はカリンバを鳴らして静寂の中で色んな細かいノイズを出したり、そしてギターを持って少しずつ少しずつ音を伸ばしていって。静けさの中から音を紡いでいくような演奏が素敵でした。また機会があれば演奏を観たいです。


実際に会う前から少しポールさんとはやり取りしていて(京都に着いたらmeditationsさん絶対行くべきだよ!と言ったら、すごく楽しみにしていたみたい)、「もしかしてみゆき!?」「みゆきだよー!」と会場できゃあきゃあしました。作品のように繊細でかわいらしくて本当にとても素敵な方でした。アメリカより日本の方が最高だよって。色々とお話をしたんですが、とても大好きですという気持ちを伝えることが出来て感無量です。それとポールさん廃墟が好きらしく、長崎に最近まで住んでたと言うと「端島って行った事ある?どんな感じ?!福岡行った時にぜひ行きたかったけど、遠くて諦めたんだよね」と、熱烈に端島の事を聞かれました。

ダニエルさんは変な人オーラ全開のライブだったけど、人柄はとても誠実な方で、「あそこで鳴らしてたカセットすごく好き」と言ったら、何と帰り際に「あげる、お気に入りって言ってたでしょ」と、ツアーまだ残ってるのに自前ループ作品のカセットを頂きましたよ!感激。

本当に楽しい時間でした。先日twitterで、福岡の方から「みゆきさんがそこまで言うからと思って行ったら、すごく良かった!」て言葉をいただくカセット女子として嬉しい事があって、少しずつでいいから広がっていって、ポールさんやダニエルさんや、他にも素敵な作品を発表している方たちが日本に来て色んな人の耳に届くといいなーって思いました。

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