2010-07-01

wimbledon2010 日誌 #9

Rafael Nadal v Robin Soderling

RG決勝の再現マッチ。いきなり5-0とソーダリンに圧されて大ピンチで不安になったけど、そこから5-3まで勢いを取り戻してからは、ナダルの強さを見せ付けた試合でした。ビッグサーバー相手に、ナダルのサービスも同じぐらい強烈で、エースで付け入る隙を与えない場面もちらほら。でも膝が少し心配。

Andy Murray v Jo-Wilfried Thonga

ここまでストレートで勝ってきたマレー君がついに1セット目を落とし、アグレッシブなツォンガのプレイに翻弄される場面もありながら、気迫で勝利!こんなに感情をむき出しにするマレー君は珍しいかも?どちらかというと受身なテニスが、積極的にウィナーをキメにいく流れを作り出していて、それがうまくかみ合ったような印象。ナダルの壁は大きいけど、決勝進出そして優勝は夢じゃなくなってきたかも!GO Andy!!

Roger Federer v Tomas Berdych

調子を落としていようと「ウィンブルドンだけは何があっても負けるはずがない」と思っていた、ずっと信じていたフェデラーの不敗神話が、ついに破られる日がきました。涙が出ます。ベルディヒはこのタフな試合に全力で攻め続け、素晴らしいテニスでした。第4ゲームの6セット目、0-40で3つもブレイクポイントをフェデラーに握られながら、恐れずに1stサービスをガンガンに突っ込みキープした場面。あそこはお互いにとって大きなポイントだったと思います。この日のフェデラーは、特にショットが甘くて、何でもないミスを重ねていたように見えた。加えてメンタルでも乱れが見られた。決して簡単な試合ではなかったけれど、モメンタムを維持できない、攻め切れないフェデラーをベルディヒが恐れずに叩いたことが、結果を左右したのでは。

フェデラーはサンプラスに続く史上3人目の、ウィンブルドン7度目の優勝を逃しました。ランキングも3位に後退するとか。全盛期のようなキレもオーラも失われてしまったのは、誰の目から見ても明らかです。ここから、彼はどのように自分のテニスを進めていくのかを見つめていきたい。

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