2013-03-04
mind of coward - 黒電話666 (死体カセット)
黒電話666さまの1stなカセットのリリースを買いました!(保存用に2つ買った!)
BLACKPHONE666つまり黒電話666さま大好きです。
このカセットは死体カセット(日本が誇るべきレーベルですよね)の初期2006年のリリースなものなのだとか。私はノイズを好きになってまだまだ日も浅いぬるい人間なので入手できて本当に幸せです。
まさしく電話をモチーフとした音が随所に聴こえる内容で、ガリガリした灰色が広がる地下なノイズ、強烈に鋭角で突き刺す空気、とにかくかっこいい。黒電話666さんの音って、何ていうか気持ちがすごくまじめな角度に向くんです、ノイズには刹那的な感情の洪水をいつも求めるんだけど、まっすぐのようなものがピシパシ伝わる。特に最後のyaXokはしびれた!
買ったお店を見たらsold outしていました。
長崎で聴きたい人いましたらわたしの家に来てくださいw
2013-03-02
Dragging Alabaster - Grant Evans (house of sun)
sold outなhouse of sunからリリースされた限定50のGrant Evansさまのカセット(少しだけtomentosaに入荷してたみたいですがもちろん売り切れてしまってます)数が少ないのでカナダよりお届けしてもらいました。ちなみにGrantさんのhouse of sun初めてのリリースです。
ここのレーベルは装丁がとっても丁寧で素敵で大好き。
私は最初の5分でもう胸をわしづかみされました、
ひゅるひゅるした曇り空の音がもこもことミニマルな進行、雪の中にいるようなフィールドレコーディング?な音、繊細に横並びに鳴り響く音、とろりとした温かさ、そして少し儚いゆらぎ、
どの瞬間も本当に素敵でうっとりしてしまいます・・・
カセットは売り切れてしまっているけど、bandcampで買えますのでぜひ(素敵な装丁を手に取っていただきたいのが本当の気持ちですが)
2013-03-01
vain shapes and intricate parapets - celer and hakobune (chemical tapes)
celerさまとhakobuneさまの待ちに待ってリリースされた途端に完売したカセットです(日本だとS.O.L soundさんで取扱いされるそうです。そして再発もされるそうです!viva!)
A面;とろみのあるようなゆらりとした音がゆっくりと流れていくその奥に、たくさんの情景が重なり塗り込まれていく、青があって黒いオレンジ色があって、赤が流れて、ずっとずっと目の前に広がっていく光景は、まるでお二人の呼吸のリズムみたい。
B面:星空に淡いクリーム色のじゅうたんを敷き詰めたような甘いアンビエントな響き。時間がゆっくりと流れていくのを見つめる時の心地よさと、時がどんどん進んでいくのを感じて寂しくなる気持ちが、ミックスされていく。ずっと昔に友達のお家から見た、青空と夕焼け空が広がっていく光景を、はっきりと思い出しました。
"watching the prescribed burn"と、この作品と、hakobuneさんのおかげで聴くことができました。本当にありがとうございました。心から感謝します。
2013-02-28
watching the prescribed burn - hakobune (pure wave recordings)
生まれてから一度も「雨」を体験したことがない男がいました。
彼の「渇き」は様々な雨の恵みを奪い荒れ果てた砂漠を広げていくばかりでした。
それでも彼は自分の呪われた運命に抗うように植物学者となり、
いまだ見たことのない雨を求めて、
たくさんの国を自分の足で歩いてきました。
蒸したジャングルに行っても、晴れ間が一度も見えない山奥に行っても、
やはり彼の頭の上に雨が降ることはありませんでした。
ある時、研究のために山小屋でひとり過ごしていたら、
大きな山火事が襲いました。
ばちばちと燃える木々の中で逃げながら彼はひたすら雨が降ることを祈ります。
太陽が沈み空が暗くなってもうダメかと諦めかけた時、
彼の頭の上から雨の滴がぽたぽた降り落ち、そしシャワーのように降り注ぎ、火が消えました。
焼け野原から空を見上げると満点の星空が見え、
ずっとひとりで苦しんできた呪いから解放された彼は、
いつまでもいつまでも夜の空を眺めていました。
山から降りた彼の眼は光を失い、
暗闇で見えるのはあの時の燃え盛る炎の色、
自分の体を濡らしてゆく雨の色、
初めて自分の眼で見た、雨上がりの太陽の色。
2013-02-17
2013-02-15
Indication 01, 02 and 03 - Nobuto Suda (Indication Records)
京都のドローン作家Nobuto SudaさまによるレーベルIndication Records。これまで3つの作品がリリースされています。それぞれ違うコンセプトで作られていて、どれもが極上のアンビエントドローン。100枚限定のCDR作品です。
01.Lonely voice in the bottom of the head は、宮沢賢治の書簡集にインスパイアされて制作されたもの。雪が降りそうな曇り空からうっすらと光を見るような浮遊感と、冷たい空気が染み込んでくるような透明感に包まれて、体が真っ白に塗られていくよう。ゆんわりと漂う音にどんどん吸い込まれて、空に溶け込んでいきそうな気持ちになります。
02.Blurred は、テープループとアコースティック楽器が溶け合ったアンビエント。石を洗う音が使われているそうです。カセット独特の高音が削られた質感、少しくぐもったフィルターがかかっていたり、ギターが心地よく鳴っていたり、そこにたくさん込められている音の数々。それぞれが美しく合わさっていて、静かに、心地よく、音のドームに包まれます。
03. Scenes of oblivion and quiet は、”音を正確に聴きとれることの内にリスニングの不自由さを感じ、音の情報量を減らすことでリスニングをストレスから解放すること”を目的に制作されたもの。とても細かく刻まれた素材がコラージュされて微妙に揺れて、吹雪の中で音を聴いているような、でも温かさが感じられて、心地よくもふしぎな波が揺れていきます。
どれも制作の解説を見ると、原型を留めてないのでは?と思う、素材を繊細に重ねて重ねて、作られているみたいです。どれも本当に素敵な作品です。家の中はもちろん、今みたいな冬の時期、朝に景色を見ながら聴くと、うっとりします。実験的だけど感動します。たくさんの方の耳に触れてほしい音です。
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