2012-07-10

getting closer...


長かった2週間が終わりました。

英国男子として74年ぶりにウィンブルドン決勝進出を果たしたAndy Murrayは、残念ながら76年ぶりの優勝には手が届きませんでした。目の上のたんこぶ のような存在だったナダルが2回戦で敗退したことで、今年こそ優勝が現実になるかもしれない!というイギリス国内の盛り上がりは日に日に熱狂的になっていき、その想像を絶するプレッシャーの中で勝ち進んできたけれど、残念ながらトロフィーには手が届きませんでした。

ウィンブルドン初出場の頃からずっと心から応援しているので、表彰式のスピーチには涙が止まらなかった。BIG4と言われていても、私には他の3人に比べてGSタイトルが本当に遠いように思えていつも悔し泣きしていたから、ただのファンなのに自分の事のように物凄く落ち込んでしまった。10代の頃から大きな期待を背負って、負ければ「もっと攻撃的にならないとダメだ」とかあれこれ批判され、やっとやっとここまで辿り着いたというのに。ナダルが言ったようにthis is sportなんだろうけど、こんなのあまりにも酷だなーって。

2年前のAUS OPで同じくフェデラーに敗れて優勝を逃した時、「彼のように泣くことは出来ても、彼のようにプレーできない」と言って涙したマレー君。フェデラーも「アンディが背負うプレッシャーは我々には想像もできないぐらい重い」と気遣うコメントをしていたけど、あの涙を見た時に、本当にその重さを実感した。いつもはポーカーフェイスなだけに余計にそれが見えてくる。

来年こそはきっと!

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